ルクレール、オーストリアで3ヵ月ぶり勝利に「これが必要だった! ブレイクスルーになる良いレースだった」

 

 F1第11戦オーストリアGPで勝利を収めたフェラーリのシャルル・ルクレール。彼はこの勝利が、苦しいレースの続いていた中で必要としていたものだったと語っている。
 ルクレールが勝利したのは、4月のオーストラリアGP以来実に約3ヵ月ぶり。この期間中、ルクレールは幾度もポールポジションを獲得しながらも、度重なるトラブルなどから結果を残すことができていなかった。
 スペインGPとアゼルバイジャンGPではパワーユニットトラブルによって勝利を失い、モナコGPとイギリスGPでは戦略ミスによって前方でフィニッシュするチャンスを失ってしまった。
 そこからオーストリアGPでトップに返り咲くことができたルクレール。彼はそれがいかに重要なことだったかを説いている。
「僕には間違いなくこれが必要だった」と、ルクレールは言う。
「もちろん、この5レースがあったとしても、次のレースには笑顔と前向きな気持ちで挑んできた。でも明らかにハードなレースが続いていて、全部が逆風で向ってきているように感じられてもいた」
「ようやく、ブレイクスルーとなる良いレースをすることができた。また勝つことができて、本当にいい気分だよ」
 またオーストリアGPを振り返ったルクレールは、今回驚かされた一番の出来事は、2日目のスプリントレースから決勝にかけてのパフォーマンスの変化だったと話している。
「実際、ここでこんなに速くなったのは初めてかもしれない。もちろん、チーム全体で一生懸命に取り組んできたから、驚くことではないよ」
「ただそれでも、驚いたのは土曜から日曜にかけての変化だ。スプリントではレッドブルが非常に強いようだったからね」
「でも決勝では、彼らに比べて少しペースを取り戻すことができていたみたいだ。だから良い驚きだったと思う」
 またルクレールはフェラーリの抱えている問題については、マシンの速さ自体ではなく、そのポテンシャルを成功に結び付けられていない部分だとも語っている。
「バルセロナ(スペイン)で新パッケージを手に入れて、シルバーストン(イギリス)ではさらなるアップデートが入った。常に正しい方向に進んでいるよ」
「パフォーマンスはオーストリアからこのかた、マイアミを除いて素晴らしいモノがあったと思う。あそこ(マイアミ)ではレッドブルに比べて僕らはちょっと劣っていたね」
「この5戦では強かったけれど、全てをまとめ上げることはできなかった。だから、ようやくこうして普通のレースができるようになったのは、素晴らしいことだ」
 
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