レッドブルのアドバンテージ消滅? フェラーリ、リヤウイング開発で「不利が無視できる程度になった」

 

 今季チャンピオンシップを争うフェラーリとレッドブルは、ラップタイムはほぼ差がないものの、まったく異なる特性のマシンで2022年のシーズンをスタートさせた。
 フェラーリは低中速コーナーに強く、レッドブルはストレートと高速コーナーで明確なアドバンテージを持っていた。
 しかしシーズンが進み、両チームがライバルに対抗するためにマシンに手を加えるにつれて、その顕著な特性は収束してきた。オーストリアGPのストレートでは、フェラーリがレッドブルに匹敵する速さを見せている。
 フェラーリは、シャルル・ルクレールがカナダGPで初めて使用した新しいリヤウイングが、レッドブルのトップスピードの優位性を払拭する決定的な一歩になったと信じている。特にDRSがオープンになっているときにその効果は大きいようだ。
 両チームのパフォーマンスバランスが変わったかと訊かれたフェラーリ代表のマッティア・ビノットは、motorsport.comに次のように答えた。
「直線のスピード、特にDRSゾーンでは、間違いなくレッドブルに比べて不利だった。DRSのパワーに関しては、我々はかなり努力した。だから、カナダでシャルルに最初に導入した新しいリヤウイングを、イギリスから2台のマシンに装着しているんだ」
「そしてその新しいリヤウイングによって、スピードの面では単純に差を縮めることができたと思う。彼らにはまだ若干のアドバンテージはあると思うが、ごくわずか、もしくは無視できる程度だ」
 空気抵抗の少ないリヤウイングにシフトしたことにより、フェラーリは強みを犠牲にすることなく、タイヤのデグラデーションに対処することができた。

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