絶不調モルビデリ、かつての輝き取り戻せるか? ヤマハ、見捨てずパフォーマンスアップに全力

 

 ヤマハはMotoGPの2022年シーズン前半戦で苦戦しているフランコ・モルビデリに関して、かつてのような速さを取り戻させることを諦めていないと語った。
 今シーズン、ヤマハはファビオ・クアルタラロが前半戦でポイントランキング首位に立っており、そこだけ見ればかなりの好調となっている。しかし僚友のモルビデリは11戦で獲得ポイントはわずか25と、非常に低迷した結果となっている。
 モルビデリは2020年に旧型のYZR-M1で3勝を挙げてランキング2位となる実績を残したライダーだが、昨年から精細を欠いた走りが続いてしまっている状況だ。2023年まで契約を結んでいるものの、そうしたリザルトもあり彼は将来を疑問視されることもあった。
 ただヤマハは契約を尊重しており、モルビデリのパフォーマンスを以前の水準に戻すことを諦めていない。
「現時点でファビオは、ヤマハの良い点を活用することのできる唯一のライダーだ。しかし我々は2020年のフランコに戻そうと、懸命に取り組んでいる」
 ヤマハのチームマネージャーであるマッシモ・メレガリはそう語った。
「我々は彼の能力を知っているし、目標に達するまで諦めることはない。フランコの持つスピードとパフォーマンスに、ヤマハは自信を持っているんだ」
「そして今のところ、我々は彼にM1をより快適に感じてもらえる解決策や、スピードと一貫性を発揮できるソリューションを探し求めている。そして、レース結果は必ずしも最近彼が示している改善を反映しているわけではないのかもしれない」
「彼はフリー走行では既に改善されたペースを示しているんだ」
 そしてメレガリはモルビデリの予選ペース面での問題が、今年の改善を覆い隠してしまっていると指摘した。
「彼に今欠けているのは、タイムアタックだ」と、メレガリは言う。
「これは理解するのが非常に難しいモノだ」
「彼はグリップがありすぎることに不満を話している。それで彼の望むようにバイクを曲げていくことができないと言っている」
「スターティンググリッドが改善されれば、彼のレース結果は間違いなく良くなると、私は自信を持っている。レース中にポジションを回復していくのは、我々にとっては簡単なことではないんだ」
「だから現時点で、我々の目指す所はより前のスタート位置を獲得することだ。そうすることで、フランキーがスピードを取り戻す姿を確認していけるだろう」
 
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