F1コスト制限を破るのは何チーム? 多すぎると、予算規則導入2年目にして”茶番劇”になる可能性……

 

 2021年から、F1は各チームの年間予算額の上限を設けるレギュレーションを導入した。その初年度は、新型コロナウイルスの影響により、前年のマシンをほぼそのまま使うことになったため、予算上限額はそれほど大きな問題にはならなかったが、新マシン……しかも新レギュレーション下でまったく新しいマシンとなった今季は、各チームがこの上限額に大いに悩まされている。そしてそこに、世界的なインフレや輸送費、エネルギー費の高騰が拍車をかけた。
 この世情に合わせて緩和策が採られることになったが、それでもいくつかのチームは支出を上限額以下に収めることができない可能性があると言われている。もしそのチーム数が多すぎるようであれば、この予算制限のレギュレーションは“茶番劇”であると、各方面から嘲笑を浴びせられてしまうかもしれない。
 予算制限については、シーズン開幕当初から大きな問題となっていた。しかも世界的なインフレ、さらにはウクライナ情勢などに起因する輸送費やエネルギー費の高騰がこれに拍車をかけ、特に大規模チームは、予算上限額を緩和するよう働きかけを行なった。
 ただ予算上限額を設けるのは、F1にとって非常に重要なことである。F1に参戦するための予算は、最近では莫大な金額となっており、以前と比較すれば桁違いである。もし予算制限が導入されていなければ、複数のチームが参戦を断念せざるを得なくなっていただろう。
「この議論が、F1が今では安すぎるということだった」
 そう語るのは、アルファロメオF1のフレデリック・バスール代表である。
「私としては、その考えは完全に間違っていると思う。予算上限があるからこそ、F1は良好な状態にあると思うんだ」
「もしこの予算上限を無くすと、我々が今の良い状態を維持できるかどうかはわからない。F1はいつも浮き沈みを繰り返している。確かに今は良い状況になりつつあるが、ある段階では別の状況にもなるだろう」
「結局のところ、我々は2〜3年前には最悪な状況にかなり近付いていたと思う。3チームを失う寸前だったのだ」

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