リカルド、自身の将来についての噂を改めて否定「信頼できる情報筋から、真実を知らせたい」

 

 昨シーズンからマクラーレンに加入したダニエル・リカルドは、当初はマシンの特性を掴むのに苦労した。しかし夏休み明けのイタリアGPでは、乱戦となったレースを逃げ切って優勝。チームに9年ぶりの勝利をもたらした。
 これで復調したかに見えたリカルドだったが、今年に入って再び苦戦続きとなり、チームメイトのランド・ノリスに遅れを取っている。そのため最近では、リカルドの将来について不安視する見方が強い。
 マクラーレン・レーシングのCEOであるザク・ブラウンは以前、リカルドとの契約には、来季チームでレースをしないという「メカニズム」があると認めた。しかしながらリカルドは、来季もマクラーレンでレースに出られることを確信。先週SNSを更新し、来季もマクラーレンやF1から「離れることはない」と噂を否定するコメントを発信した。
 この投稿の根拠について尋ねられた李、あるリカルドはmotorsport.comに対し、「多くの騒音」に対処する必要があると語った。
「人々はある疑問があると、それについて独自の答えを導き出す。僕はそういう形になっているんだと推測している」
 リカルドはそう語った。
「それを見て僕が言った通り、僕は自分の将来がどうなっているのかを理解している。だからそれを皆んなに知らせるつもりだ。僕のファンやサポーターは、『ダニエルはどうするつもりなの? ダニエルはそうするつもりなの?』と疑問に思うはずだ。でも僕は、いやいや、まったくそんなことは思っていなかった」
「だから、信頼できる筋から、それを皆さんに知らせるべき時がきたようだ」
 リカルドは今シーズンこれまでに17ポイントを獲得。64ポイント獲得しているノリスとは大きな差をつけられている。
 しかしリカルドは、そのままF1でレースを続けることはなく、厳しい瞬間から立ち直ろうとすることも、モチベーションになっていると語った。
「手短に言えばノーだ」
 リカルドは、F1を続けるのが苦しいかと尋ねられるとそう語った。
「もしQ1で敗退してしまっても、その欲求不満は『もう一度』とか『どうやったらQ1を突破できるだろうか』というようなことだった。確かに不満を感じることがある。ある意味では、それを認めるよ……このスポーツは嫌いだというようなこともね。いい時と悪い時が、頻繁に訪れるからね」
「でも、そういう嫌な形で、自分自身のことを見つけられる日々であるかのようにも感じる。そのことを気に入っている。それが何をして、それがどうやって僕に火をつけるか、そして感情を駆り立てるかという感覚は、僕が好きなことだと思う」
「もちろん、僕は常にトップに立ちたいと思っている。厳しい時期が続いていても、僕がそう考えるのは依然としてリアルなことだ」
「その信念と僕が手にする全てのモノ……感情と欲求不満の波が吹き荒れるとすぐに……10分から30分も経てばリセットし、またトップに立ちたいと思い始めるんだ」
「僕はまだそれができると信じている。僕がF1を去る時は、その気持ちを失った時であり、その信念を失ってしまった時だ」
「そういう時からは、まだかなり遠いところにいるように感じるんだ」
 リカルドはまた、マクラーレンからは将来について完全な確約を得られていること、そして彼が発するメッセージは、チーム内で働く人々の懸念を和らげることになると確信しているという。
「僕はチームで、そのための確約をもらっている」
 そうリカルドは語った。
「ファクトリーにはたくさんの人がいる。全てのレースチームには、ファクトリーで働いている何百人もの人々がいて、彼らはコースにもやってくることはなく、全てを見ることもできず、レースの週末に僕に会うこともできない。それが彼らが集中している仕事であってもそうじゃなかったとしてもね」
「そして彼らとしては、僕の将来についての記事を読んでいるだけかもしれない。そしてダニエルが別のチームに移籍しようとしているのか……ダニエルのためにマシンを開発しようとしているのに、彼は移籍しようとしているのか……そう思っているかもしれない。僕は彼らのそういう疑問を取り除きたかったんだ」
「僕は彼らに話しかけ、皆に言いたかった。僕はみんなと一緒にいるってね。それで、噂に線を引きたかったんだ」
 
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