ルイス・ハミルトン、最も手強いライバルとして2007年にチームメイトだったフェルナンド・アロンソを挙げる

 

 2022年のフランスGPで300回目のグランプリ出走を迎えるメルセデスのルイス・ハミルトン。これでハミルトンはF1史上6番目に多い出走回数となり、2022年のシーズン終了時にはミハエル・シューマッハーとジェンソン・バトンを抜き、4番目に浮上することとなる。
 ハミルトンはF1デビューからの16シーズンを振り返り、F1デビューイヤーの2007年にマクラーレンでコンビを組んだフェルナンド・アロンソ(現アルピーヌ)を、これまでで最も手強いライバルとして挙げている。
 アロンソはルノーで獲得した2度の世界タイトルを引っさげ、マクラーレンに加入。ハミルトンは当時のチーム代表であるロン・デニスの”秘蔵っ子”としてマクラーレンからデビューした。
 ハミルトンはデビュー戦でいきなり表彰台に立つと、カナダGPで初優勝。F1に颯爽と現れた”超新人”ハミルトンと世界チャンピオンの意地があるアロンソの間には亀裂が生まれ、ハンガリーGPではアロンソがハミルトンをピットストップの際に妨害するにまで発展した。
 デニスがハミルトンの肩を持ったことで、その緊張感は高まった。チーム内での争いを続けたこともあり、2007年のドライバーズタイトルはフェラーリのキミ・ライコネンに1ポイント差で奪い去られた。
 ハミルトンはポールポジション6回、優勝4回に8度の表彰台を加えて計109ポイントを獲得。アロンソも同ポイント、同優勝回数でシーズンを終えたものの、2位表彰台が1回多かったハミルトンがデビューイヤーでアロンソを上回るランキング2位を獲得した。
 ハミルトンは最も手強いライバルについてこう語った。
「誰が最も強いライバルだったかを判断するのは難しいことだと思う。誰かといる時は常に、ライフステージが異なるからね」
「22歳の時、フェルナンドと一緒に仕事をしたのを覚えている」
「僕は精神的にも未熟だったし……もちろん、技術的には問題なかったけど、フェルナンドのような偉大な人物に対峙するのはプレッシャーが大きかった」
「純粋なペース面では、フェルナンド(が最も手強いドライバー)だ。良いバトルができたよ」
「もっとやれたら良かったな。彼がレースを続けてくれることを願っているし、この先もっとバトルできると良いな」

アロンソvsハミルトンは2021年のハンガリーGPでも。アロンソはチームメイトであるエステバン・オコンのF1初優勝をサポートすべく、ハミルトンに必死のディフェンスを繰り広げた。
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