角田裕毅、接触のダメージでリタイア「オコンへのペナルティは軽すぎる。8位の可能性もあったのに台無しに」/F1第12戦
2022年F1フランスGP決勝で、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は、1周目のアクシデントの後、マシンのダメージによりリタイアしなければならなかった。
エステバン・オコン(アルピーヌ)との間に接触が起き、角田はターン8でスピン、最後尾に落ちてしまった。その後も走り続けた角田だが、マシンのダメージが拡大し、17周でリタイアとなった。
スチュワードはアクシデントについて審議した後に、接触の責任は主にオコンにあると判断し、オコンに5秒のタイムペナルティとペナルティポイント2を科した。
「オコンはターン8の入口で角田をオーバーテイクしようと試みたが、マシンリヤのコントロールを失い、角田と衝突した。オコンがオーバーテイク操作を行うにあたり、角田は十分なスペースを残していた」とスチュワードはペナルティの理由を説明している。
ヘッド・オブ・ビークルパフォーマンスのギヨーム・デゾトーは、レース後に次のように語った。
「裕毅のレースは、オコンに接触され、最後尾に落ちたことで台無しになった。彼は続けようとしたが、マシンのダメージが大きく、ペースを維持して前のグループに追いつくことができなかった。彼をリタイアさせる以外の選択肢はなかった」
■角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ)
決勝=リタイア(17周)
8番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
序盤に大きなダメージを負い、周回を重ねるごとに状態が悪化していきました。オンボード映像を見返したところ、僕は間違いなく十分なスペースを残していました。でも彼(オコン)はコントロールを失ったのです。それによって僕たちのレース全体が台無しになりました。彼の方はダメージなく走り続け、ポイントを獲得しており、5秒(のペナルティ)では十分ではありません。
レースにおいて時にこういうことが起きるのは分かっていますが、予選が良かっただけにとても残念です。チームやファクトリーのスタッフが懸命に努力した末にこのような結果になり、残念に思います。
大きなアップグレードを入れたにもかかわらず、ポイントを獲得できませんでした。でも同時に、今週、自分はできる限りのことをしたと思っています。予選は良かったですが、最終的にポイントが得られるのは決勝なので、残念でした。トップ8が可能だったかもしれませんが、今となっては仕方ありません。ハンガリーには、さらに強くなり、改善して戻ってくるつもりです。マシンは優れているので、ポジティブに考えていきましょう。
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