ルクレールの好調なレースペースは、オーストリアGPスプリント後のドライビングスタイル変更のおかげ?

 

 フランスGPを終えた段階でドライバーズランキング2番手につけるシャルル・ルクレール(フェラーリ)は、オーストリアGPのスプリントレース後にドライビングスタイルを変更したことでレースペースが向上したと明かし、まだランキング首位のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)に追いつくチャンスはあると語った。
 オーストリアGPのスプリントで、フェルスタッペンの後塵を拝したルクレール。しかし、同グランプリの決勝では抜群のレースペースを見せてフェルスタッペンを料理すると、その後は突き放してレースを終えた。
 続くフランスGPでも、最終的には自らのミスによりクラッシュしてリタイアすることとなったが、それまでは追いすがるフェルスタッペンを寄せ付けず、周回を重ねるに連れて徐々に引き離していくことになった。
 ルクレール曰く、オーストリアGPのスプリント後にドラビングスタイルの一部を変えたという。それが何かは明かさなかったが、このことが功を奏して、レースペースが向上しているようだ。
「僕らは強いマシンを持っているみたいだ」
 ルクレールはハンガリーGPの走行開始を前にそう語った。
「僕が一番驚いたのはレースペースの面だ。オーストリア以来、うまくタイヤマネジメントできている」
「(オーストリアGPの)スプリントを終えた夜、特にドライビングの面に関していくつかの変更を加えた。これは、僕にとってかなりの一歩になったみたいだ。だから、残りのシーズンに向けてとてもポジティブだ。でも、予選ではまだレッドブルはかなり強そうだね」
 ハンガリーでも勝てると思うかと尋ねられたルクレールは、次のように応じた。
「ポール・リカールとブダペスト(ハンガロリンク)は、個人的には過去に少し苦労してきたサーキットだと思う」
「今年はオーストリアもそうだったけど、最終的には素晴らしい週末を過ごすことができた。だから、今週末も良い状況になればいいと思っている」
 ルクレールは、今は63ポイントと大きな差をつけられているものの、フェルスタッペンに追いつき、チャンピオンを手にするチャンスはまだまだあると信じている。
「今のペースは、チャンピオンを獲るに値するモノだと思う。だから全てをまとめる必要があるんだ。今季は信頼性の問題があり、多くのポイントを失った。そこから成長しなければいけない」
「今年の残りのレースで、そういうことが起きなければ、まだまだどんなことでも可能だ。まだ僕は、ポジティブな気持ちのままだよ」
「僕らが全てのレースで勝てば、フェルスタッペンが常に2位だったとしても、僕らはチャンピオンになれると思う」
「それはかなりチャレンジングな仕事だけど、そうするつもりだ。今後どうなっていくか見てみよう。非常に楽観的な目標かもしれないけど、これ以上否定的になりたくもない」
 もしルクレールがチャンピオンに輝けば、フェラーリのドライバーとしては2007年のキミ・ライコネン以来ということになる。ただその期待の重さを感じるようなことはないと、ルクレールは言う。
「期待の重さを感じたことはないよ。そんなことは僕は考えていない。フェラーリは以前のままではないんだ。チームは当時とは大きく異なっているし、僕らは違う立場にいる」
「この数年は僕らにとって非常に厳しいものだった。でも僕らは今年にかけ、勝利を争える立ち位置に戻るという、信じられないような一歩を踏み出した」
「目標は世界チャンピオンになることだ。今ではかなり大変なモノになっているけど、それでも僕にとっては以前と同じように目標であり続けるんだあ」
「でも、(フェラーリのドライバーが)もう何年もチャンピオンになっていないというプレッシャーが加わるようなことはないよ」
 
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