レッドブルF1代表、ポルシェとの提携について現時点では「協議を始めるプロセスのごく初期段階にいる」と明かす
レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、レッドブルとポルシェの今後の提携について、現時点では「協議を始めることができるプロセスのごく初期段階」にいるにすぎないと語った。
ポルシェはレッドブルとの合弁事業についての独占禁止法関連書類を世界中の国々に提出したが、モロッコの競争評議会がそれを誤って公開してしまった。提出された趣意書には、基本的にF1への参入を目指すポルシェと、パートナー候補でF1チームを運営するレッドブル・テクノロジーズとの提携に関する条件が詳述されている。
趣意書では二者がそれぞれ50%を所有する提携関係が進行中であることが明らかにされているが、ハンガリーGPの金曜日にこの件について『Sky F1』に質問されたホーナーは、確認も否定もしなかったが、チームと将来エンジンサプライヤー兼パートナーになる可能性のあるポルシェとの協議について状況を述べた。
「明らかに多くの憶測が広まっているが、私はポルシェとは建設的な協議を行っていると何度も言ってきたと思う」とホーナーは語った。
「ポルシェのF1参入は、非常にポジティブなことになると思う。しかし注意すべきことは多く、レギュレーションについても整理しなければならない」
「我々は協議を始めることができるプロセスのごく初期段階にいるにすぎない」
「しかし、新たに参入しようというマニュファクチャラーにとって実際に最初のハードルとなるのは、2026年以降のパワーユニットのテクニカルレギュレーションだ」
FIAは2026年からのパワーユニットのレギュレーションを8月初旬、つまりあと数日のうちに発表すると見られている。その後にはポルシェと、おそらくはフォルクスワーゲンの姉妹ブランドのアウディが、F1参入計画を公にすると考えられている。
ホーナーは、レッドブルの新エンジン部門であるレッドブル・パワートレインズは、正常な成長を遂げていると語った。
「我々は素晴らしいポジションにいるし、チームは非常に強力だと思う。レッドブル・パワートレインズはますます力をつけている」
「優秀な人材をまた何人か採用したので、近日中にさらなる発表があるだろう。重要な人材をチームに採用したのだ」
「我々は将来への旅をしている。我々がパートナーと組むと決めたとしたら、時が経てばおのずと分かることだ」
「我々は素晴らしい状態にあり、新レギュレーションが競技、技術、そして最も重要なことには財務面について、どのように規定しているか正確に知ることを楽しみにしている」
2026年のF1のエンジンレギュレーションの財務面について、ホーナーはF1に参入するレッドブル・パワートレインズのような新マニュファクチャラーは、既存のマニュファクチャラーの投資に追いつくために、時間をかけることを許されなければならないと主張している。
「新規にF1に参入するにあたっては、特にパワートレインの面では議論が進行中だ。ライバルのマニュファクチャラーは数十年にわたって投資を行ってきたが、我々の施設を追いつかせるには徐々に進まなければならない」
「確実に公平な条件の下で参加することを望んでいる」
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