インディカードライバーのレイホール、F1引退を発表したベッテルの招待に前向き「彼のための居場所がある」
インディカードライバーのグラハム・レイホールは、F1を引退するセバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)に対し、インディカーでテストを行うか、同シリーズに移ることを検討するようふたたび勧めており、ベッテルにはアメリカに「居場所がある」と主張している。
ベッテルは今年5月、マイアミでレイホールと、彼の父でチームオーナーのボビー・レイホールの関心を引いた。4度の世界チャンピオンであるベッテルは、フロリダよりも、インディカーの会場であるロード・アメリカでF1を開催してもいいのではないかと提案したのだ。レイホールはツイッターでベッテルのコメントに反応し、ロードアメリカで彼のチームであるレイホール・レターマン・ラニガンとインディカーのテストをしたかったら、実現させようと投稿した。
先週のベッテルのF1引退発表を受けて、レイホールは彼をふたたび招待した。
「彼が試してみたければいつでもオープンだ。彼がレースに来たかったら、そうする方法を見つけることはできるよ」とレイホールは先週末にインディアナポリスで『The Race』に語った。
「(ロマン・)グロージャンのように、セブはインディカーがよりリラックスした環境だと感じるだろう。それでいてさらに競争が激しいのは確かだ。彼のような人物はレーサーとして、10位なんかの下の順位でフィニッシュしても楽しくないだろう。特に彼の世界タイトルや他の実績を考えるとね」
「だから、もし彼がここで試してみたいのなら、シートがあるよ。彼のための居場所がある。いろいろあるが、いずれにせよ将来4台目をエントリーする準備を進めている。だからフルタイムでやりたいとは言わないまでも、試してみたかったら、彼はそうすることができる」
今のところ、ベッテルは2023年からのレースプランを特に決めていないが、35歳の彼は他のシリーズへの関心を否定していない。
「年齢的に他のことをやったりF1を続けたりすることは問題にならない」と、今シーズン末で永遠にヘルメットを脱ぐのかどうか尋ねられたベッテルは答えた。
「それは制限にはならないよ。体力的にも素晴らしい状態にあるし、マシンをドライブするのに何の問題もない。その点で僕を妨げるものはなにもない」
「僕が今選択しているのは、この章を終えるということだ。この章を終えるのは、次の章がすぐ始まって来年は他のマシンをドライブするからだとは言っていない」
「時間が経てばわかるだろう。それがおそらく今言える最も正しい答えだ。他のレースをしたかったら、もちろんそのことを考えることができるだろう」
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