苦戦アルファタウリ、シーズン後半の復活は? ガスリー「正しいツールは持っている」
アルファタウリが苦しんでいる。今季は相対的にパフォーマンスが低下。しばしば中団グループの下位に沈んでいる。
昨年はルーキーだった角田裕毅が苦戦したのに対し、ピエール・ガスリーが安定してポイントを獲得。コンストラクターズランキング6位となったが、今季は今のところランキング8番手となっている。
角田がガスリーと同等のパフォーマンスを発揮することが多くなってきたのはポジティブだが、新レギュレーション導入で中団争いが激化する中でなかなかポイントを獲得できていない。
アップデートのペースもライバルたちと比べて早いわけではないが、ガスリーはライバルたちに比べてリソースが不足していることを非難せず、チームには現在の問題に対処できる強力な人材が揃っていると主張する。
「フェラーリやメルセデス、レッドブルのようなビッグチームと比較すると、彼らが過去10年間に築いたもの、施設、人材、リソースがより効率的であることは分かっている」
そうガスリーは言う。
「でも同時に、僕らにはとても優秀な人材がいるし、競争力を発揮するための適切なツールもあると思う」
「だから正直なところ、なぜ僕たちが他のチームよりも中団で苦労しているのか、その答えを完全に持っているわけではないんだ。チームの中核に欠けているものがあるとは思えないからだ」
「だから、一歩下がって、全体の状況や全体像を見る必要があると思うんだ。エアロ開発で何をやっているのか、自分たちがどんな方向に進んでいるのか、どうやって予算を使うのか」
「シーズンのかなり序盤から、かなりギリギリの状態になっている」
「(苦戦の)主な理由は、完全には分からない。でも、プッシュし続けるし、この先数週間でもっと大きな開発項目が見つかることを期待しているよ」
ガスリーは、自分とチームが夏休み明けに力強くカムバックできることを望んでいる。
「ああ、今年の後半はかなり気に入っているんだ。面白いフライアウェイやトラックに行くからね」
「僕らとしては、夏休みがあるのはいいことだと思うし、この時間を使って、まずは気分を切り替えて、みんなで集まって、僕らのパッケージで起きていることをすべて理解しようとすることができるんだ」
「今年、僕たちは中団のトップに近いところでスタートしたと思うからだ。でも僕たちは今そこにいない。他のチームがもっと大きいギャップ(進歩)をしているようで、僕たちはそれについていけなかった」
「このチームで何ができるかは分かっている。僕たちには本当に優秀な人材が揃っている。そして今は、その知識と技術をサーキットのラップタイムに反映させるための解決策を見つけようとしているところなんだ」
ガスリーは、アップデートを成功させながら前進し続けることが重要だと主張した。
「今年は新しいレギュレーション、新しいクルマが登場して、開発競争の年になるということはシーズン当初から分かっていたことだ」
「どうスタートするかは重要ではなく、1年を通して上昇カーブを描くことが重要なんだ」
「僕たちはスタートはうまく行ったと思うけど、ポーパシングの問題などでちょっとペースが落ちてしまったんだ」
「今の中団争いは8番手から16番手までコンマ2秒の差だ。だから、残りのシーズンで持てる力を最大限に発揮する必要があるんだ」
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