貴重な走行機会を無駄にしない! FCY訓練&サーキットサファリをスーパーGTドライバーはどう“利用”しているのか?

 

 2022年のスーパーGTは、レースウィークの土曜日午前に公式練習(85分+各クラス専有走行10分)が実施され、午後には予選を実施。翌日はわずかな時間のウォームアップ走行の後、決勝レースが始まっていく。レースまでの走行時間は非常に限られているが、その中でも各車がコース上を走れる貴重な時間が他にもある。それが公式練習に続いて行なわれる『FCY訓練』と『サーキットサファリ』である。
 FCY訓練は、2021年より導入されたFCY(フルコースイエロー)をより正確に機能させるため、FCY開始、解除といった流れをリハーサル形式で行なう20分間のセッション。また今回の富士戦で久々の復活となったサーキットサファリは、観客を乗せてサーキットを周回する大型バスの間を、スーパーGTのマシンが猛スピードで駆け抜けていく約20分(スーパーGT車両の走行時間は10分程度)のイベントだ。
 これらは公式の走行セッションではないものの、各チーム・ドライバーはこの時間を活かして決勝に向けて少しでも準備を進めたいと考えていることは想像に難くない。では、具体的にどのように活用しているのだろうか? ドライバーを訪ねてみた。
 まずは2度のチャンピオン経験者である100号車STANLEY …読み続ける

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