F1タイトル争いでつまずいたフェラーリ。ルクレールはプレッシャーの影響を否定

 

 長年F1タイトルから遠ざかっているフェラーリは、今年こそチャンピオンを獲らなければならないという強い思いを抱いて、今シーズンをスタートしたに違いない。それがプレッシャーを高め、チームのつまずきの原因になっているのではないかという見方もなされているが、シャルル・ルクレールはそれを否定した。

 フェラーリが前回コンストラクターズタイトルを獲得したのは2008年、ドライバーズタイトルはキミ・ライコネンによる2007年だが、今年、ようやくチャンピオンの座に就く現実的なチャンスが巡ってきたように思われた。

 フェラーリF1-75には速さがあり、ルクレールという優れたドライバーがいるため、期待は大きかったが、今年のフェラーリは信頼性の問題、戦略の失敗、ドライバーのミスなどにより、大量のポイントを失ってきた。その結果、13戦終了時点で、コンストラクターズ選手権においてフェラーリはレッドブルに97点差をつけられ、ドライバーズ選手権では首位マックス・フェルスタッペンと2位ルクレールの差は80点に拡大している。

シャルル・ルクレール(フェラーリ)&マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
2022年F1第13戦ハンガリーGP シャルル・ルクレール(フェラーリ)&マックス・フェルスタッペン(レッドブル)

 ルクレールは、タイトルを獲得しなければならないというプレッシャーがフェラーリと彼に影響していると思うかという問いに対して「僕はそういう風には考えていない」と答えた。

「2000年のフェラーリも今のフェラーリも同じフェラーリだ。ただ、チームは大きく変化して、僕たちは違う場所にいる。この数年、僕たちはとても苦労してきた。でも去年から今年にかけて、信じられないような進歩を遂げて、優勝争いができるようになった。もちろん目標はワールドチャンピオンになることだ」

「僕にとってその目標は変わっていない。多少困難になりつつあるけどね。でも、長年タイトルを獲っていないことで、プレッシャーが増すようなことはない」

 この数年の取り組みによって、フェラーリにはチャンピオンになるための基礎はできていると、ルクレールは言う。

「今のベースは、チャンピオンシップを勝ち取るためにある。あとはすべてをうまくまとめるだけだ。今年は信頼性が問題で、それによって大量のポイントを失ってきた。そこから成長していきたい」

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