ハースF1、アントニオ・ジョビナッツィをイタリアGPとアメリカGPのFP1で起用
ハースF1チームは、イタリアGP(9月9~11日)とアメリカGP(10月22~24日)のフリー走行1回目に、アントニオ・ジョビナッツィを起用すると発表した。
ジョビナッツィは2021年限りでアルファロメオを離れ、2022年はドラゴン・ペンスキー・レーシングからフォーミュラEに参戦していたが、フェラーリのリザーブドライバーという役割は維持している。
レギュラードライバーのケビン・マグヌッセンとミック・シューマッハーは、それぞれ1度、ジョビナッツィにマシンを明け渡すことになるようだ。
マグヌッセンは複数年契約をチームと結んでいるが、シューマッハーの将来は不透明。ジョビナッツィが2023年に向けて、そのシートを獲得するドライバー候補になりうるだろう。
「F1の公式セッションで再びドライブする機会を得られて本当にうれしいよ」
ジョビナッツィはそうコメントを寄せた。
「シミュレータでの走行だけでなく、実車でのテストも重要なので、早くスーツとヘルメットを身につけたいね。新世代のマシンに自信を持つ機会でもあり、リザーブドライバーとして呼ばれたときに備えるには最適な方法だ」
「モンツァやCOTAのようなチャレンジングでエキサイティングなサーキットでのドライブは、さらにスリリングなものになるだろう。ハースF1チームとスクーデリア・フェラーリに感謝する」
「2017年にすでに僕を頼りにしてくれたチームに貢献できることを楽しみにしている」
ジョビナッツィはF1デビュー前にハースと関わりがあり、2017年に計7度ジョビナッツィがFP1を担当しているのだ。
ハースのギュンター・シュタイナー代表は、次のように語った。
「FP1の2回の出走のためにアントニオ・ジョビナッツィをチームに戻すことができ、嬉しく思っている」
「フェラーリはアントニオに現行仕様のF1マシンで、レース週末にシートタイムを与えることを熱望しており、我々は当然喜んで協力するつもりだ」
「我々は2017年にアントニオとフェラーリで同じような状況を楽しんだ。当時と今の明確な違いは、彼が3シーズンのF1参戦で得た経験と、イタリアとアメリカで彼が与えてくれるだろうフィードバックだ」
「アントニオと再会し、パドックに戻ってきてくれることを楽しみにしている」
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