メルセデス1‐2! 母国凱旋フェルスタッペンにはトラブル発生。角田裕毅17番手|F1第15戦オランダGP FP1
F1第15戦オランダGPのフリー走行1回目が行なわれ、ジョージ・ラッセル(メルセデス)がトップタイムを記録した。
気温22度、路面温度29度というコンディションの中、60分のセッションがスタート。現世界チャンピオンのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は母国凱旋レースということもあり、ピットレーンがオープンになると早々とコースへ飛び出し、オレンジ色にスタンドを染め上げるファンに挨拶した。
他のドライバー同様にハードタイヤで周回を重ねていたフェルスタッペンだったが、セッション開始から10分というところで早くもトラブルが発生。駆動系に問題が発生したか、マシンをターン4で止めることとなった。
フェルスタッペンのマシン回収のために赤旗が提示されたが、セッションは40分を残して再開。それまで履いていたハードタイヤをそのまま使用するドライバーと、早速ソフトタイヤに履き替えたドライバーが半々となった。
セッション折り返しでは、フェルスタッペンのタイムを更新したフェラーリのカルロス・サインツJr.が1分12秒845でトップ。メルセデス勢やフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)が続いた。
5番手にはフェルスタッペンのチームメイトであるセルジオ・ペレスがつけたが、タイヤのロックアップやコースオフなどマシンの挙動を乱すシーンが目立った。
セッションが残り15分となると、それまでハードタイヤで走行を行なっていたメルセデスのラッセルがプッシュラップを実施し、1分12秒455を記録。サインツJr.のトップタイムを更新し、チームメイトのルイス・ハミルトンも1分12秒695でラッセルに続き2番手につけた。
一方で、多くのドライバーはレースに向けたロングランに走行プログラムを切り替えていった。路面温度が34度へ上昇する中、角田裕毅(アルファタウリ)はユーズドのソフトタイヤでの周回を続けていたが、十数周にしてフロントタイヤがオーバーヒートを起こしているとチーム側に報告していた。
セッション最終盤ではセバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)とランド・ノリス(マクラーレン)が最終コーナーで交錯しかけるシーンもあったものの、60分のセッションは大きなクラッシュもなく終了。トップタイムはラッセルで、ハミルトンが続きメルセデスがワンツーとなった。
3番手にはサインツJr.がつけ、チームメイトのシャルル・ルクレールはマクラーレン勢の2台を挟んで6番手となった。
フェルスタッペンは、マシントラブルによりほとんど周回を重ねることができず19番手と、実力は未知数。チームメイトのペレスも7番手と課題は残されている。ペレスの後ろには、好調つづくアルピーヌ勢とアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)が並んでいる。
角田は31周を走り、1分14秒630で17番手。チームメイトのピエール・ガスリーは14番手だったものの、そのギャップは0.156秒差と大きくない。
なお、赤旗が出ているタイミングでピットアウトしていたミック・シューマッハー(ハース)はお咎めなしとなっている。
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