apr31号車、2023年に新型車両へ。ヒントは『トヨタのハイブリッド』……86でもスープラでもプリウスでもない!?

 

 老舗コンストラクターであり、スーパーGTのGT300クラスに2台体制で参戦しているapr。彼らが2023年に新しい車両を投入予定であることが明らかとなった。
 aprは2012年以来、プリウスをベースにした車両を用いてGT300を戦ってきた。2019年にはレギュレーション変更に伴って現行のフロントエンジン仕様のプリウスが投入され、ハイブリッド非搭載の30号車、ハイブリッド搭載の31号車で2台体制を敷いていた。
 今季から30号車はGR86をベースとした車両にスイッチしたため、プリウスは31号車の1台のみとなっているが、30号車が先日の第5戦で表彰台を獲得した一方で、31号車は昨年のオートポリス戦で勝利を飾って以降、入賞にも届いていない。
 そんな中で市販のプリウスPHVは年内で生産終了となる予定。そのためaprがモデルチェンジを行なう可能性が取り沙汰されてきたが、aprの金曽裕人代表はmotorsport.comに対して、来年1月の東京オートサロンで、新型車両をお披露目する予定であることを明らかにした。
「来年はおもろいぞ!」と切り出した金曽代表はこう続けた。
「トヨタからは秘密にしてほしいとのことですが、(新型車両の)開発はもう進んでいます。トヨタのハイブリッド車両です」
 新型車両は“トヨタのハイブリッド車両”だと明かした金曽代表だが、これは2023年の発売が予想されている新型プリウスをベースとしたものではなく、全く新しいものになるという。その理由については、現行のレギュレーションや、昨今の半導体不足も関わっているようだ。
「今のレギュレーションの中では、同じこと(プリウス投入)はしないと思います」
「また半導体(不足)の問題もありますから、発売する時期から(逆算すると)やはり僕たちが欲しいタイミングで設計、デリバリーするのは厳しいと思います。レーシングカーを仕上げるための時間はあまりありません」
「(新型車両は)86でもない、スープラでもない、プリウスでもなく、ブランニューで、みんなが見て楽しいやつです。『出た!』って感じの」
 なお、今季aprが製造して投入したGR86はapr30号車だけでなく、20号車シェイドレーシング …読み続ける

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