モンツァの”珍しい”再舗装、メルセデスF1にとっては不利に? ラッセルが懸念
F1は今週末第16戦イタリアGPが開催。舞台となるモンツァ・サーキットはいくつかのエリアが再舗装されているが、ジョージ・ラッセル(メルセデス)はその影響を懸念している。
再舗装されたのはシケイン部分で、ターン1-2、ターン4-5、ターン8-10にかけてだ。そして、今回の再舗装で珍しいのは、トラックの幅全てを再舗装した訳では無いということだ。つまり、場所によってはドライバーがレーシングラインから外れて、異なる種類の路面を走る可能性がある。
ラッセルはそうした路面状況が、メルセデスに取って不利に働くかもしれないと考えているのだ。
「ああ、他では見たことがないし、すごく珍しいよね。実際に、レーシングラインしか再舗装をしていないんだ」
「サーキットの全部が再舗装されているわけではなく、ある地点では右端から左端まで再舗装されていない。コースの4メートルくらいかな」
「これがレースでどう働くかは分からない。2種類の異なる路面があって、ひとつがレーシングラインになっている。その上を走っているかどうかで、グリップが変化するはずだ」
「路面の差がどう作用するかは(セッションを)待たないといけない。考えを得るためにも、間違いなくワイドに走ってみるだろうね」
「でも一般的に言って、(路面の)スムーズなサーキットは、僕らの助けにはならない。ラフな路面ではタイヤに大きなエネルギーを与えてくれる。でもそれがないとなれば、どちらかというと僕らに不利に働くだろう」
なおラッセルはメルセデスが予選よりもレースで優れた力を発揮している傾向に関して、タイヤマネジメントとトラックの路面が鍵となる役割を果たしていると考えている。
「それはとても大きな疑問なんだ」
「僕らが15戦を経ても、まだ把握しようとしているものだと思う。一方で、タイヤの温度管理がとても優れているという点には疑いは無いと思う」
「そして、その事が予選では逆風になっているのかもしれない。中団グループのマシンは、タイヤへより自然に多くの熱を発生させる可能性を持っていると思う。その結果、アウトラップは遅くなり、タイヤのダメージが減り、彼らは1周のアタックでよりパフォーマンスを発揮できるんじゃないだろうか」
「僕らは熱を入れるために予選のアウトラップでも速く走らざるをえない。そして、タイヤ表面にダメージを与えてしまっている。おそらくそれが予選で後れをとっている原因だ」
「もちろん、これは単なる推論にすぎない。この考えを裏付ける実績はあまりないからね」
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