イタリアGP初日トップはフェラーリも、フェルスタッペン余裕のコメント「ロングランが良さそう。心配してない」

 

 モンツァ・サーキットで行なわれたF1イタリアGPの初日フリー走行では、FP1、FP2共にフェラーリ勢がトップタイムをマークした。その一方でFP1を5番手、FP2を2番手で終えたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、決勝に向けて自信を崩していないようだ。
 今季は特に直線スピードで抜きん出た速さを見せているレッドブル。モンツァは屈指の超高速サーキットとして知られているため、レッドブル有利との下馬評の中でレースウィークを迎えた。
 フェルスタッペンとチームメイトのセルジオ・ペレスはそれぞれ、内燃エンジンをフレッシュなものに新調するためグリッド降格ペナルティを受ける予定となっている。フェルスタッペンは5グリッド、ペレスは年間使用基数を初めてオーバーするため10グリッドの降格となる。ただフェルスタッペンはベルギーGPで14番グリッドスタートからの優勝を成し遂げており、レッドブルとしてはその再現を狙う形だ。
「マシンはかなり良かったんだ」と語るのは初日の走行を終えたフェルスタッペン。彼はさらにこう続けた。
「FP1からFP2にかけては、もっと良いものにできるかどうかを確認するためにいくつかのことに取り組んだ。うまくいったものも、そうでなかったものもあった」
「そして全体的なロングランにも取り組んだ。もちろん僕たちはペナルティを受けるけど、全てがうまくいっているようだ」
 またフェラーリが初日に見せたレースペースを懸念しているかどうか尋ねられたフェルスタッペンは、こう返答した。
「彼らも良さそうだ。そこは心配していないけど、まだ確認しないといけないことはいくつかあるね」
「ロングランを見ると、僕たちはかなり良さそうだ。それはもちろん、レースにおいて最も重要な部分だ」
 スパではストレートスピードの速さを活かし、後方グリッドからごぼう抜きを見せて圧巻の逆転勝利を手にしたフェルスタッペン。今回も高速サーキットでのレースのため、同じくペナルティを跳ね除けて優勝争いに加わることが予想されている。
 フェルスタッペンはモンツァとスパを比較して共通点を見出すことに慎重だったが、それでもスパで見せたアドバンテージの一部はモンツァでも発揮できるはずだと語った。
「まだ改善できるところがいくつかある。もちろんモンツァはコースレイアウトという点でスパとは似ていない」とフェルスタッペン。
「(求められる)ダウンフォース量が少ないけど、スパのような感じになるとは思っていない。ただスパの半分くらいでも(アドバンテージを)得られれば、良いチャンスがあると思う」
 
 
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