プジョー、打倒アルピーヌが”現実的”な目標に。デュバル「トヨタはちょっと遠すぎる」
WEC第5戦富士の予選は、トヨタがフロントロウを独占。プジョーは、アルピーヌ36号車に次ぐ4、5番手となった。
93号車のアタックを担当したジャン-エリック・ベルニュは1分30秒000をマークし、ポールポジションを獲得したトヨタ7号車とは0.766秒差。94号車のロイック・デュバルは0.918秒差だった。
予選直後、デュバルは7月の前戦モンツァでの9X8デビュー以来、プジョーは着実に進歩しており、富士ではトヨタに続くベストオブザレストの位置を狙って、アルピーヌに挑戦することが現実的な目標になると考えている。
トヨタとプジョーの差についてデュバルは、「遠くはないけど、最後の1秒が一番難しいことは分かっている」と話した。
「悪くない。高速コーナーなど、いくつかのエリアで少し苦しんでいる。でも、モンツァに比べれば進歩したと思う」
「2台とも問題なく予選を終え、練習走行でもかなり良い走りができた」
「(アルピーヌに)挑戦できると思う。どんなコンディションでもトヨタが勝っているのは確かで、彼らにプレッシャーをかけていくなんて言うつもりはないが、一歩一歩前進していくつもりだ」
「間違いなく、僕たちのターゲットは表彰台だ。でもそれにはドライバーがトラフィックにうまく対処しなくてはならないし、ピットボックスのスタッフもモンツァより良い仕事をしなくてはいけない」
アルピーヌは今回、性能調整により大幅にパワーダウン。対してプジョーは、トヨタと同様、車両最低重量が18kg軽くなっている。
その効果は最高速度にも現れており、プジョーが314.0km/hだったのに対し、アルピーヌは306.8km/hに過ぎなかった。デュバルは、アルピーヌが他のエリアで挽回してくると考えており、決勝に向けて万全の準備をしたいと語った。
「トップスピードはトラフィックの中で僕らにとってアドバンテージになる」
「でも最終セクターは簡単にはいかないし、そこで(アルピーヌに対して)有利不利があるだろう」
「明日のレースに向けて、今夜は万全の準備をしたい。一貫性も鍵になってくるだろう。アルピーヌは少しピックアップ(タイヤカスがタイヤについてしまうこと)があると聞いているから、僕たちのタイヤデグラデーションがどうなのかチェックしてみるつもりだ」
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