今回もグリッド降格多数でカオスな状況に! F1イタリアGPのスターティンググリッドはこうなる 

 

 F1イタリアGPの予選が行なわれ、フェラーリのシャルル・ルクレールが最速タイムを記録。2番手にレッドブルのマックス・フェルスタッペン、3番手にフェラーリのカルロス・サインツJr……と続いた。
 ただ今回のグランプリでは、予選までの時点で全20人のドライバーのうち9人にグリッド降格ペナルティが決まっている。予選Q3に進んだドライバーの中でも、フェルスタッペン、サインツJr.、セルジオ・ペレス(レッドブル)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)にグリッド降格ペナルティが決定済み。これにより、グリッド順は実に混乱を極めている。
 本稿では、F1イタリアGPのグリッド順を、一度整理してみたい。
 まず予選最速だったルクレールは、何のペナルティも受けないためにポールポジションが確定となる。続く2番手のフェルスタッペンがいきなりややこしい。
 フェルスタッペンは5グリッド降格となるため7番手、マクラーレンのランド・ノリスの後ろに降格となる。しかしサインツJr.、ペレス、ハミルトンがいずれも降格するため、4番グリッドとなるはずだ。
 サインツJr.は、パワーユニットのコンポーネントの多くを交換することで、グリッド最後尾になることが確定済み。しかし、ハミルトンと角田裕毅(アルファタウリ)も同様にグリッド最後尾となることが決まっている。グリッド最後尾に降格するペナルティを受けたドライバーが複数いる場合には、予選順位によってグリッドの順番が確定するため、サインツJr.は18番手に。以下ハミルトンが19番手、角田が20番手となる。
 予選4番手のペレスは、10グリッド降格となるため、まずは周冠宇(アルファロメオ)の後ろ14番手になることが確定。ただサインツJr.、ハミルトン、エステバン・オコン(アルピーヌ)、バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)が降格となるため、実際には10番手となる。
 多くのドライバーがグリッド降格となったことで、予選6番手のラッセルがフロントロウ2番手からスタートすることになる。その後ろは、同じくグリッド降格ペナルティを受けないノリスが3番手、前述の4番手フェルスタッペン、5番手ダニエル・リカルド(マクラーレン)、6番手ピエール・ガスリー(アルファタウリ)、7番手フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)と続く。
 次はオコンとなるはずだが、こちらも前述の通り5グリッド降格のため、ニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)の後ろになる。
 この結果8番グリッドに着くのは、急遽F1デビューすることになったウイリアムズのニコラス・ラティフィ。9番手に周、10番手がペレスである。
 このようにグリッド降格のペナルティを適用させていくと、現状ではF1イタリアGPのスターティンググリッドは、以下の通りになると思われる。
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