F1デビューのデ・フリースが9位入賞「もらったチャンスをしっかり生かせた。来年につながるとうれしい」ウイリアムズ
2022年F1イタリアGP決勝で、ウイリアムズのニック・デ・フリースは、F1デビュー戦で9位入賞を果たした。
土曜日に虫垂炎と診断されたアレクサンダー・アルボンの代役として急きょ駆り出されたデ・フリースは、初の予選で13番手を獲得。他車のペナルティにより、8番グリッドからレースに臨んだ。ポジションを守って序盤を走行、ピットストップ後は、ピエール・ガスリー(アルファタウリ)と周冠宇(アルファロメオ)の間を走り続け、オーバーテイクすることはかなわなかったが、周からポジションを守り切って9位でフィニッシュ、2ポイントを獲得した。この日、ファンの投票で決まる『ドライバー・オブ・ザ・デー』にも選ばれた。
レース後、デ・フリースは、セーフティカー先導下のターン2とターン3の間で、周冠宇がすぐ後ろにいる状態でヘビーブレーキングをしたとして、審議対象になったが、懲戒処分(ドライビング関連)を受けるにとどまり、9位を維持することができた。
■ニック・デ・フリース(ウイリアムズ・レーシング)
決勝=9位
8番グリッド/タイヤ:ソフト→ミディアム
今日はとてもうまくいったと感じている。スタートを成功させ、1周目をクリーンに走れたことが重要だったと思う。DRSトレインの中に入ったことで、そのグループについていくことができた。でもペースがとても良かったことは確かで、戦略やタイヤマネジメントについて正しい判断を行った。
『ドライバー・オブ・ザ・デー』に選ばれてとてもうれしい。この機会を与えてもらったことに感謝しているし、とてもうれしく思っている。チャンスをしっかりつかむことができた。
チームにとって素晴らしい一日だった。(他車の)グリッドペナルティが有利に働いたのは確かだが、最終的には自分たちが良いレースをしたんだ。チームの全員、そして自分自身にとって素晴らしいことだと思うから、すごくうれしいよ。
来年、チャンスを得られるといいけれど、でも今回、夢がかなったことは間違いない。僕たちが短時間の準備でこれだけのことを成し遂げられたことに感動している。今は楽しむことにするよ。
(レース後の会見で、2023年のF1シートについて聞かれ)最終的に僕がシートを得られるかどうかを決めるのは僕自身ではない。もちろん、自分がやるべきことはするけどね。とても競争が激しい世界で、一番最近のレースでどれだけうまくやれたかが重要であり、常に高いパフォーマンスを発揮することが求められる。幸い、今週末、僕はいい仕事ができたので、このチャンスをしっかりつかむことができたと思う。
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