ハースF1に強力助っ人合流。かつてはライコネンも担当……ベテランエンジニアが次戦からマグヌッセン陣営に
ベテランのF1エンジニアであるマーク・スレイドが、今季限りでチームを去るエド・リーガンの後任として、ハースF1に加わることが分かった。
リーガンは正式な離脱に先立ち、トラックサイドからオフィスでの仕事に移行。スレイドはシンガポールGPからケビン・マグヌッセンのマシンを担当することとなる。
スレイドは以前マクラーレンやルノー、メルセデスに務め、豊富な経験を持つ人物で、若いハースF1にとっては貴重な人材と言える。
彼は1991年にマクラーレンへ加入し、18年以上に渡り勤続。様々なエンジニアリング業務を担当する中で、ミカ・ハッキネン、デビッド・クルサード、キミ・ライコネンらと仕事をした。
2010年にルノーへ移籍したものの、翌2011年にはメルセデスへ移り、ミハエル・シューマッハーのエンジニアを担当。その当時、スレイドのアシスタントをしていたのが、現在チームでルイス・ハミルトンのエンジニアを務めるピーター・ボニントンだった。
ただスレイドは1シーズンでルノーへ逆戻り。2012年からロータス時代も含めてエンストンのチームに所属し、ドライバーとして合流したライコネンとそこで再び仕事をしていた。
2017〜2019年にかけてはニコ・ヒュルケンベルグを担当していたが、トラックサイドでの業務は2020年にエステバン・オコンを担当したのが最後。シーズン終了後の再編成後はチームを離れ、傍観者的な立場となっていた。
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