メルセデスF1代表、コンストラクターズ選手権2位を狙える可能性に言及「毎週末に全力を尽くすべき」
メルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ウォルフは、あと6戦を残すなかで、メルセデスがF1のコンストラクターズ選手権で2位の座をフェラーリから奪うチャンスは今もあると考えている。
シーズン序盤から新世代マシンに影響を及ぼしている複雑な問題を克服することは大きな困難だが、それでもメルセデスは今シーズンすべてのレースでポイントを獲得した唯一のF1チームだ。先週末のモンツァはW13と相性のよくないコースであり、メルセデスはフェラーリに遅れをとって35ポイント差をつけられた。この差はカレンダーに残された6戦のうちにメルセデスが挽回するのに不可能な数字ではないし、さらに重要なのは、今後の6つのサーキットはメルセデスの好パフォーマンスが期待される場所だということだ。
「我々が相性の悪いコースにいたことは見てとれたと思う」と先週末イタリアでウォルフは『Sky Sports F1』に語った。
「我々は(コンストラクターズ選手権で)3位につけているので、3位と5位はおそらく最高(の順位)だろう」
F1においてその一貫性で有名なジョージ・ラッセルは、モンツァでシーズン7回目の表彰台を獲得し、グリッド最後列からスタートしたチームメイトのルイス・ハミルトンも5位に入賞した。レース後、7度の世界チャンピオンであるハミルトンは層の厚いF1の中団での戦いを楽しんだと語り、ウォルフもそれを楽しく観ていたという。
「楽しかった。最初は足止めされているように見えたが、タイヤが温まれば彼(ハミルトン)は非常に速かった」
メルセデスがフェラーリを追い越す可能性について尋ねられたウォルフは次のように答えた。
「可能性はあるので全力を尽くすべきだと思う。毎週末に最善を尽くし、我々が2位になるかどうか見ていく必要があるだけだ」
ランキング2位になれば、非常に困難だった今シーズンに受けた打撃が和らぐのではないかと尋ねられたウォルフは次にように述べた。
「多少はそう言えるかもしれないが、我々はリーダーから30秒も遅れをとるという有様で、その差を埋める必要があるのだ」
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