アルピーヌF1、次戦シンガポールに新フロア投入。鈴鹿でも使用予定「ダウンフォースの面で”ものすごい”前進になるはず」
現在コンストラクターズランキング4番手につけているアルピーヌは、F1シンガポールGPに新しいフロアを投入する予定だという。これによってダウンフォースが大きく増すことが期待されており、日本GPでも使われるようだ。
アルピーヌは前戦イタリアGPではエステバン・オコンの11位が最上位。今季2戦目、エミリア・ロマーニャGP以来となるノーポイントに終わった。
これはアルピーヌの今季マシンA522が、超高速のモンツァ・サーキットに合わなかったのが原因だという。そして次戦シンガポールGPでは新フロアを投入することで、パフォーマンスがさらに上がることを期待しているという。
「確かに、100%異常値だったと思う」
イタリアGPでのパフォーマンスについて、チームのアラン・パルメイン(スポーティングディレクター)は語った。
「シンガポールGPには、新しいフロアを導入する予定だ。このフロアは、ダウンフォースの面でものすごい進歩を遂げるはずだ。それによって我々は本来いるべき位置に戻ってこられるだろうし、このクルマで鈴鹿を走ることを本当に楽しみにしているんだ。楽しいレースになると思うよ」
イタリアGPでは苦しんだアルピーヌだが、ベルギーGPでは非常に優れたパフォーマンスを発揮したため、これほど苦しむとは思っていなかったという。
「こんなに苦戦するとは思っていなかった」
パルメインはそう語った。
「我々は大丈夫だと思っていたんだ」
「金曜日には完全にうまく走れたと思っていたのに、とても奇妙なことだ。我々が理解できていない部分だったという。DRSなしでロングランを行なった。空気抵抗が一番増す状態で走り、大丈夫そうに見えたんだ。マクラーレンはもちろん、我々が戦うべき他の全てのライバルよりも速そうに見えた」
「確かに、上位3チームほどの速さはなかったが、いつもと大きくは違わないように見えた。少し空気抵抗が多かったが、ここではそれが最速だと判断した」
「しかし実際には、ペースの面で少し苦しんでいたと思う。予選では苦戦した。ふたりのドライバーはミスを犯したと言っていたが、それは特徴的なモノではなかった。マシンは明らかに、ドライブするのが難しかったんだ」
「レースでも我々のマシンにはペースはなかったし、金曜日の午後のようなペースもなかった。金曜日のFP2では、フェルナンド(アロンソ)はミディアムタイヤでロングランを行なったのだが、素晴らしいペースだと思ったんだ」
「彼は速かった。燃料を満タンにした状態で、1分26秒台の半ばで周回していたんだ。でも、日曜日にはそれに近付くことができなかった。だから、何が起きていたのかを理解するために、やるべきことがいくつかあると思う」
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