通算400戦も視野に……フェルナンド・アロンソ、次戦シンガポールでF1最多出走記録更新へ「僕のF1への情熱を示す数字だ」

 

 アルピーヌのフェルナンド・アロンソは、先日行なわれたF1イタリアGPで349戦目となるF1出走を達成。これで、キミ・ライコネンが持っていたF1最多出走記録に並び、次戦シンガポールGPでは最多記録更新がかかる。
 しかしアロンソは、来シーズンから複数年契約でアストンマーチンF1に加入することが決定。順調にいけば2024年のシーズン最終盤にも、前人未到400戦出走の大台に乗る可能性がある。
 そのアロンソは出走数には興味がないとしつつも、「400戦には確実に到達する」と語った。
 2001年にミナルディのドライバーとしてF1デビューを果たしたアロンソは、2003年からルノーに加入し、同年初優勝。2005年と2006年には2年連続でF1ワールドチャンピオンに輝いた。
 その後マクラーレンやフェラーリ、ルノーなどで走ったものの3度目にチャンピオンには手が届かず、2018年限りで一旦F1を離れ、WEC(世界耐久選手権)やインディカー、そしてIMSAなどに参戦した。
 2021年にはアルピーヌのドライバーとしてF1に復帰し、来季からは複数年契約でアストンマーチンに加入することになっている。先日のイタリアGPでライコネンの最多出走記録に並んだものの、まだまだヘルメットを置く気配を見せていない。そしてこのままいけば、2024年のシーズン終盤にも、通算400戦出走に到達することになる。
「毎週末、繰り返してレースに出ている。出走数は知っているけど、あまり興味がないよ」
 アロンソはそう語った。
「F1に何年もいることができて嬉しいし、あと2年、もしくはあと何年かF1にいられることも嬉しいよ」
「400戦には確実に到達する。それは大きな数字だ。それは僕のこのスポーツに対する情熱と、高いレベルでパフォーマンスを発揮するための、僕の規律を示していると思う」
「パフォーマンスが足りなければ、チームは400戦も走らせてくれることはないだろう」
 アロンソは、現役F1ドライバーの中で最年長ながら、2023年以降もキャリアを続けていくことを希望していた。しかし現在の所属チームであるアルピーヌは、オプション付きの1年契約しか提示せず、交渉は決裂。アロンソは来季からアストンマーチンに加入することになった。
 アロンソの他に現役で300戦以上出走しているのは、ルイス・ハミルトン(メルセデス)のみである。イタリアGPを終えた段階で通算304戦出走。今季中にはジェンソン・バトンとミハエル・シューマッハーの記録を抜き、通算4番手の出走回数になるはずだ。
 なお通算での出走回数3位は、ルーベンス・バリチェロの323回。鉄人と呼ばれ、長く最多出走回数の記録を保持していたリカルド・パトレーゼは256回出走で、現時点では通算9位となっている。
 
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