2日目も晴れ! ドゥカティ強さ発揮し上位独占。エスパルガロが予選Q1スタートに|MotoGPタイFP3

 

 MotoGP第17戦タイGPのフリー走行3回目が行なわれた。FP3でトップタイムとなったのは、ホルヘ・マルティン(プラマック)だった。
 チャーン・インターナショナル・サーキットを舞台に3年ぶりに開催を迎えているタイGP。2日目も雨が降ることはなく午前中は晴れでFP3開始時刻を迎えた。気温は27℃、路面温度は37℃となっている。
 今週末の天候は当初、週末を通じて雨になると見られていた。しかし初日はドライコンディションで行なわれ、2日のFP3もドライコンディションとなったことで、フリー走行の総合タイムで決められる予選組分けは、このセッションの最後まで分からない展開となった。
 なおラウル・フェルナンデス(テック3)はFP3を欠場。胃腸の調子が良くないということで、今後のセッションの参加については改めて状態をチェックするという。
 タイGP初日のサプライズとなっていたのが、ドライコンディションでのマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)の速さだ。右腕骨折の4度目の手術から復帰してまだ3戦目だが、上位に食い込んできているため、タイトル争いへの影響を与えてきそうだ。
 FP3はそんなマルケスが序盤に1分31秒119でトップタイムを記録する形でスタート。ルカ・マリーニ(VR46)がその後1分31秒038までタイムを更新すると、しばらくは各ライダーがセットアップやタイヤを確かめる時間が続いた。
 なお開始から9分が経過した頃、マルティンが最終コーナーでスリップダウンする形で転倒。怪我などはない様子だった。
 アプリリアのマーベリック・ビニャーレスなどは、ターン10でマシンが挙動を乱した際に大きな身振りでフラストレーションを示すなど、思い通りの走りができていない様子だった。
 ビニャーレスはその後もアタック中にターン4でコースオフしてしまうと、怒りをあらわに。チームメイトのアレイシ・エスパルガロ共々、なかなか上手く行かない週末となっている。
 セッションは終盤15分を切った頃から、徐々にコース上のライダーがスピードアップ。KTMのミゲル・オリベイラやブラッド・ビンダー、ジャック・ミラー(ドゥカティ)が1分30秒台に入れ始め、ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)が1分30秒481をマークして暫定トップとなった。
 クアルタラロは続けてアタックを行なうと、1分30秒310まで自己ベストを更新し、FP3は残り10分を切った。
 一足早いクアルタラロのアタックの後、他ライダーも一斉にコースイン。残り5分となり、いよいよ最後のアタックへ向かった。
 全力のアタックが繰り広げられる中、暫定トップを更新してきたのはマルティン。1分30秒205をマーク。ミラーが2番手に続いた。
 ただ、ミラーは1分を残してターン3で転倒。結果として発生したイエローフラッグにより、一部ライダーのアタックに影響が及んでしまった。
 そうしている間に、FP3はセッション時間がゼロに。トップタイムはマルティン、2番手はミラー、3番手はクアルタラロとなった。
 一方でFP3までの総合タイムで予選Q2へ直接進出となるトップ10に入ったのは、マルティン、ミラー、ザルコ、バニャイヤ、クアルタラロ、ビンダー、アレックス・リンス(スズキ)、エネア・バスティアニーニ(グレシーニ)、マルコ・ベッツェッキ(VR46)、マリーニというラインアップだ。
 タイトルを争うエスパルガロは、14番手で予選Q1スタートとなってしまった。ライバルと決勝で争うためにも、まずはQ2へ進出することが求められるだろう。
 中上貴晶(LCRホンダ)の代役として参戦している長島哲太は、最終的に1.4秒差の23番手。ジョアン・ミル(スズキ)の代役であるダニーロ・ペトルッチは、1.6秒差の24番手。共にQ1スタートとなった。
 
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