もてぎは庭? マルケス、雨のFP2で最速タイム記録。ランク上位勢はひっそり|MotoGP日本FP2

 

 MotoGP第16戦日本GPの2日目が始まり、午前中にMotoGPクラスのフリー走行2回目が行なわれた。雨が降りしきる中行なわれたFP2で最速となったのは、レプソル・ホンダのマルク・マルケスだった。
 直前のMoto2クラスFP2開始時には小雨となっていたものの、後に雨は強まり、MotoGPクラスの走行は雨が降りしきる中で開始された。
 予選組分けを決する総合タイムの改善は見込めないものの、予選も雨予報であるため、各ライダーはウエットコンディションでのセットアップを進めるために果敢に走行。水しぶきを巻き上げながら走るマシンのエンジン音が、もてぎに響き渡った。
 アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)やヨハン・ザルコ(プラマック)など、ターン3では減速しきれずにグラベルへ突っ込んでしまうライダーも出ていた。3年ぶり、そして雨のもてぎは一筋縄では行かないようだった。
 コース上では断続的なタイム更新が続いていき、開始から15分が過ぎた頃にはミゲル・オリベイラ(KTM)が1分56秒313で暫定トップタイムだった。
 そして20分が過ぎたタイミングで、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ)が1分55秒232をマーク。大きくトップタイムを更新していった。
 残り12分、ポル・エスパルガロ(レプソル・ホンダ)がターン8で転倒。ライダーは無事だったものの、コースに残されたマシン回収のために赤旗が出され、セッション中断となった。
 セッションが再開され、実質的な残り時間は10分といったところだ。
 なお通常なら予選組分けでQ2へ直接進出となる総合トップ10入りを狙ってアタックが繰り広げられる時間帯だが、FP2終盤となってもランキング上位のライダーの影は薄く、タイムシートの並びは新鮮さを感じさせた。決勝が晴れ予報のところ、リスクを負うことを避けているのかもしれない。
 最終的に雨のFP2でトップタイムを記録したのはマルケス。もてぎで3度チャンピオン獲得を決めた男が、2日目を最速で立ち上がった。2番手はマルティン、3番手はジャック・ミラー(ドゥカティ)だ。
 タイトル争いの主役であるファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)は10番手タイム。11番手にランキング3番手のエスパルガロ、ランキング2番手のフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)は15番手と、3人はパッとしないポジションとなった。
 負傷を抱えながらも初日に渾身の走りを見せてファンを沸かせた中上貴晶(LCRホンダ)。2日目FP2は17番手タイムとなったが、午後の予選は注目が集まるだろう。
 またワイルドカード参戦の長島哲太(Team …読み続ける

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