ハミルトン、F1シンガポールGPはミス連続で上位入賞逃すも「自分を攻めたりはしない」

 

 決勝レース前にサーキットを襲った大雨によりウエットからドライへと変わる難しいコンディションの中行なわれたシンガポールGPの決勝レース。メルセデスのルイス・ハミルトンは、予選3番手スタートながらもミスが祟り9位フィニッシュ。しかしハミルトンは前を向いている。
 レース折返し、3番手のカルロス・サインツJr.(フェラーリ)を追う中でハミルトンはターン7でロックアップ……そのまま止まりきれずに、ウォールバリアにヒットしてしまった。ハミルトンは再び走り出すことができたものの、フロントウイングの破損によりピットインを強いられた。
 しかし、このタイミングでウエットタイヤからスリックタイヤへのターンオーバーを迎えたことで、ハミルトンと同じタイミングで各車がピットイン。ハミルトンはフロントウイングの交換があったものの、入賞圏内でコースに復帰することができた。
 ハミルトンは、他のドライバーと同様にミディアムタイヤを履いて7番手セバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)の後ろ8番手を走り、その後方からはレースで精彩を欠き順位を落としていたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が追った。
 レースの残り時間が少なくなる中で、ハミルトンはベッテルの前を伺うもターン8で止まりきれず……結果フェルスタッペンに抜かれ、9位でチェッカーを受けた。
「あの時からもうダメだと思った」
 ハミルトンはレース中盤のクラッシュについてそう振り返った。
「でも、こういうことは起こるものなんだ。僕はミスについて自分を罰したりはしない」
「みんなに言えることだけど、本当にトリッキーな状況だったと思う。僕らのマシンは……どんな問題があったとしても、ウエットになると問題が顕著になってしまう。雨の中ドライブするのが、とっても難しいマシンなんだ」
 フェルスタッペンも前方のクルマを抜きにかかるタイミングでマシンが底づきを起こし、タイヤをロックさせていた。ハミルトンも同様に底づきが発生していたのかと尋ねると、彼はこう答えた。
「本当に分からないね。データを見てみるよ」
「そのせいにしたくはないけど、マシンの底づきはかなり起きていたし、見ての通りロックアップしていた。でもロックアップの原因は分からないね」
 ハミルトンはウォールにヒットした後、フロントウイングにはダメージはないと感じていたという。
「そこから数コーナーは普通な感じだったけど、やがて(フロントウイングが路面と擦れて)火花が出始めて、ダメだったと気づいたんだ」

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