雨ならメルセデスが速い? F1日本GPのFP2をワンツーで終える。レッドブルが3&4番手、角田14番手

 

 2022年F1第18戦日本GPのフリー走行2回目が鈴鹿サーキットで行なわれた。トップタイムをマークしたのはジョージ・ラッセル(メルセデス)で、タイムは1分41秒935だった。
 3年ぶりの開催となった日本GPの初日は生憎の天候。FP1でもわずか数周の走行に留めるドライバーが多く、各チームの勢力図が見えない中で15時にFP2がスタートした。
 なお、今回のFP2では2023年向けドライタイヤのプロトタイプをテストするためにセッション時間が本来の60分から90分に延長されていたが、雨のためテストはメキシコGPのFP2に延期。ただし日本GPのFP2も、当初の予定通り90分間行なわれた。
 FP1のチェッカー後にクラッシュを喫したミック・シューマッハー(ハース)は、シャシー交換を余儀無くされたためFP2不参加。計19台でのセッションとなった。
 朝から降り続く雨は小雨ではあったものの、路面はかなり濡れており各車ウエットタイヤでコースイン。コースオフする車両も多々あった他、今回が自身初の鈴鹿でのレースとなるニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)が、最終シケインへのアプローチでそのひとつ手前にある西コースショートカットに進入してしまう……そんなハプニングもあった。
 セッション最初の30分間は約半数のドライバーが様子見でコースインしていなかったが、今回が初の母国レースとなる角田裕毅(アルファタウリ)が開始25分でコースインすると、コース上の動きも少し慌ただしくなっていった。
 セッション序盤のトップタイムは、ウエットタイヤを履くルイス・ハミルトン(メルセデス)の1分49秒489となっていたが、そのチームメイトであるジョージ・ラッセルが真っ先に浅溝のインターミディエイトタイヤに交換すると、1分45秒738でトップに。これを見てか、各車インターミディエイトタイヤに続々と交換していった。
 その後雨は小康状態となり、ラップタイムは走れば走るほど上がるような状態となった。メルセデスの2台、そしてマックス・フェルスタッペン(レッドブル)らがトップタイムを塗り替えていったが、最終的にラッセルが1分41秒935までタイムを上げ、そこに1分42秒170でハミルトンが続いた。
 メルセデスの2台が記録したこのタイムはチェッカーまで更新されることなく、メルセデスのワンツーで日本GPの初日が終了することとなった。3番手はフェルスタッペン、4番手はセルジオ・ペレスとレッドブル勢が続いたが、いずれもラッセルのタイムからは0.8〜0.9秒遅れていた。
 角田は27周を走り、ベストタイムは1分45秒257。順位は14番手だった。角田は途中デグナーでコースオフを喫する場面もあったが、見た目上のダメージはなく、コースに復帰することができた。
 
 
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