ハミルトン、好調2番手も決勝はドライ予想?「ドライコンディションの競争力は見当がつかない」

 

 F1日本GP初日、2番手となったルイス・ハミルトン(メルセデス)だが、この結果をあまり重要に捉えていないようだ。
 ウエットコンディションとなった日本GPの金曜日、ハミルトンはFP1をわずか6周で終え13番手。FP2では22周を走り2番手となった。
 FP2ではチームメイトのジョージ・ラッセルもトップタイムと好調だったものの、ハミルトンは「今日はかなり退屈な1日だった」と初日を振り返った。
「かなり暗くてウエットだった。かなり寒かったね。少し走ったんだけど……でも週末残りのセッションはドライになると思うんだ」
 土曜日はドライコンディションになる予報となっているが、決勝が行なわれる日曜日のコンディションは不透明な状況だ。そんな中でデータから得られるモノは何かあるかという質問に、ハミルトンは次のように答えた。
「セットアップやタイヤの摩耗、タイヤの温度、バランスなど得られるモノがあるのは間違いない。バランスはセッション間で試行錯誤していたしね。また他のみんながどんなダウンフォースレベルなのか、どんなウイングを使っているのかというデータもある」
「ポジティブな面では、今日はタイヤを交換することができたから、遅くは見えなかったことだね」
 実際、彼は2セッションでインターミディエイトタイヤを計3セット使用している。それほど多く使っていないセットもあるとはいえ、インターミディエイトタイヤを温存したチームも多い。それだけ、メルセデスは決勝レースがドライになる確率が高いと考えているチームなのだろう。
 ドライコンディションでの競争力について、ハミルトンは全く予想ができないという。
「ノーヒント。本当に見当がつかないんだ。もしドライになったら、フェラーリやレッドブルがかなり速くなるんじゃないかと想像している。本当に見当がつかないんだ。僕らが速ければいいんだけどね。それは毎週持っている希望だ」
 3年ぶりの鈴鹿サーキットを走った感触については、アイルトン・セナとアラン・プロストなどの激闘を思い起こさせ、特別な気分になるとハミルトンは話した。
「常に特別なんだ。最初のラップに出ていった時は、たくさんのレジェンドを思い浮かべる。最後のシケインではアイルトンやプロストがクラッシュしたことやターン1でのことを思い出しながら、歴史のあるサーキットを走っているんだと思うんだ。このポジションにいることがいかに特権的であるかを考える」
「そうでなくても、ファンのみなさんと会うのは楽しいし、サーキットは走っていてとても美しい。だから、今でも楽しいよ。ただ、ドライのときほどは楽しめないけどね」
 
 
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