ハース代表、シューマッハーのクラッシュは「自ら招いた結果」FP2の”実験”が成功し、ドライには自信アリ?
F1日本GP初日はウエットコンディションで行なわれたが、ハースのミック・シューマッハーがFP1のセッションが終了し、スタート練習の後にクラッシュを喫してしまった。
このクラッシュのダメージは大きく、チームは土曜日に向けてスペアシャシーに交換することを選択。この影響により、FP2を全く走れなかった。当初、ピレリの来季タイヤテストが実施される予定だったため、FP2は90分間のセッションだったため、鈴鹿初走行のシューマッハーにとっては痛恨の走行時間ロスとなった。
シューマッハーは、前車からの水しぶき、スタート演習によるタイヤ温度低下、そして使っていたエンジンモードの組み合わせがクラッシュの原因だったと語っている。
このクラッシュには、チーム代表のギュンター・シュタイナーも不満を露わにしており、「あのクラッシュには何もいいところがない」とmotorsport.comに語った。
「水しぶきの中では何も見えないし、それ以前にも(路面に)水はあった。私が乗っていたわけではないのだから、その難しさを語ることはできない」
「この仕事は簡単じゃない。だが結局は自業自得だった。水しぶきなんかは、みんなわかっていることだ」
シューマッハーを叱咤激励したかと訊かれると、シュタイナーは次のように話した。
「時には、あまり多くのことを言わない方が良いこともある。私は彼と話をしなかった」
またFP2に向けたシャシー交換は、明確なダメージはなかったものの念のために行なったものだと、シュタイナーは明かした。
「見てみないとわからないし、やれることを全てやれば、もしかしたらここでチェックもできるかもしれない。だが今変えるという決断をするほうが簡単だ。それを済ませてから、しっかりチェックをするんだ」
「もしダメージがあったとしても、大きくはないと思っている。だが確信が持てなかったので、分からないなら何も問題ないことを確実にするために、最善の仕事をしたほうがいいと思う」
「ちゃんと検査しないといけないし、ちゃんと検査した上でクラックがあることがわかったら、明日のために交換しないといけないという状況になってしまう」
「だから交換することにしたんだ。冷静にチェックして、何をするのか、どこに送るのかを確認するんだ」
シューマッハーはFP1で7番手につけ、トラフィックがなければ4番手になれたと考えていた。ケビン・マグヌッセンもFP2で5番手につけるなどクラッシュを除けば上々の金曜日だったが、シュタイナーはドライコンディションが予想される土曜日を前に、地に足をつけて考えている。
「このようなコンディションの変化があるのだから、今日は結論を急ぐべきではない。適切なタイミングで適切なことをすれば、ここでP1にもなれるかもしれない」
「だから、それが目的ではないし、ほかの人たちが何をしているのかはわからない。もちろんコースに出てテストをし、ベストを尽くそうとするのは当然だが、その成果が結果に現れるとは思えない」
他のチームがプログラムを終えて早々に切り上げる中、ハースは追加の30分を利用して大規模なセットアップの実験を行なったという。
「FP2でケビンと一緒にテストする時間があったんだ」とシュタイナーは語った。
「マシンがガレージにあったのは、大幅なセットアップ変更を行なったからで、それはいつもいいことなんだ。彼は我々がやったことを気に入ってくれた」
「セッションが30分延長したことで、より多くのことができるようになり、それが助けになった。だから、あれはよかった。でも言うまでもなくFP2では1台だけでテストしたんだ」
マグヌッセンはチームがドライ用の良いセットアップにたどり着いたと確信しているようだ。
「ああ、そう思う」と彼はmotorsport.comに語った。
「今日はライドハイトとか、そういうことを見ることができたんだ。インターミディエイトタイヤだから完璧とは言えないけど。でも、だいたいのことはわかるから、大丈夫だろう」
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