ピエール・ガスリー、赤旗時のスピード違反で20秒加算ペナルティ。コース上で作業車を発見した「ショック」も裁定に考慮|F1日本GP
F1日本GPを17番手でフィニッシュしたピエール・ガスリー(アルファタウリ)。彼は赤旗時のスピード違反により、20秒のタイム加算ペナルティを受けることとなった。
雨の中でスタートした日本GPは、1周目にカルロス・サインツJr.(フェラーリ)のクラッシュによりセーフティカーが出され、後に赤旗中断となる波乱の幕開けとなった。その中でガスリーは大きなデブリを拾ってフロントにダメージを負い、緊急ピットインして2周目に突入した時、赤旗が出された。
しかし赤旗が出された後にガスリーは250km/hに達するスピードで走行していた疑いがあるとして、ガスリーはスチュワードによる聞き取りの対象となっていた。
その後スチュワードは聞き取りに加えて映像やテレメトリーデータを検証した結果、ガスリーは赤旗掲示中に「何度も」200km/hを超え、最大で251km/hに達するスピードで走行していたことが明らかとなった。
その結果、ガスリーはF1競技規則の第57.2条(中断のシグナルが出されたら、すべての車両はピットレーンまでゆっくりと進む)に違反したとみなされ、ドライブスルーペナルティという裁定が下った。なお裁定が下されたのがレース後だったため、ガスリーにはドライブスルーペナルティの代わりにレース結果に20秒が加算されることとなった。
19時30分時点でレースの最終結果は発表されていないものの、ペナルティを受けたガスリーは17位から18位に降格されることになるだろう。
なおFIAの公式通知によると、ガスリーのペナルティはいくつかの事象が考慮された上で罰則が軽減されているという。その中には、ガスリーがコース上で停車している作業車を見かけた時の“ショック”も考慮されているようだ。
書面には次のように書かれている。
「当該ドライバー本人は、コース上にマーシャルがいたり障害物があった可能性について理解したとして、スピードを出し過ぎたと認めた」
「しかしながら我々は、その速度がレギュレーションで定義されているような『ゆっくり』とは到底言えないスピードだったものの、この条件下で出せる最高速度よりも遅かったことを考慮して、ペナルティの軽減を図った」
「また我々は、ドライバーが事故現場のレーシングライン上でトラクターと遭遇した際のショックについても考慮した」
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