F1分析日本GP編|ルクレールを苦しめた、激しい激しいデグラデーション。来季の逆襲には、この改善は急務

 

 F1日本GPの決勝レースは、レッドブルのマックス・フェルスタッペンが優勝。今季12勝目を挙げた。レースは予定の走行距離の50%を少し越えたところでのフィニッシュとなったが、レギュレーションの記載により、フェルスタッペンはフルポイント25点を手にすることになった。
 一方でフェラーリのシャルル・ルクレールは、最終ラップのシケインをオーバーランしたことで5秒のタイム加算ペナルティを受けることとなり、最終結果は3位。前述の通りフルポイントのレースとなったため、この時点でフェルスタッペンの今季のチャンピオンが決まった。
 ルクレールはインターミディエイトタイヤに交換した直後は、フェルスタッペンに食らいついていった。しかし3〜4周もするとフェルスタッペンとのペース差が大きくなり、徐々に離されていった。そして一時は10秒ほど後方にいたはずのセルジオ・ペレス(レッドブル)に追いつかれてしまい、レース終盤はテール・トゥ・ノーズの状態に。そして激しいプレッシャーに耐えられず、最終ラップでルクレールはシケインをオーバーランしてしまい、勝負あったわけだ。
 今回のレースは、ウエットコンディションで始まり、赤旗中断を経てレースが再開された後も、路面は濡れたままだった。そのため、各車とのインターミディエイトタイヤを履いたまま周回を重ねていった。ただいずれのドライバーも激しいデグラデーションに苦しみ、中には途中でタイヤを交換したドライバーもいた。
 そんな中でフェルスタッペンとルクレールの差を作ったのが、デグラデーションの激しさだった。レースペースの推移をグラフにしてみると、それがよく分かる。

F1日本GP決勝レースペース分析
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