ハミルトン、日本GPでのオコンとの激戦バトルを楽しむ「これがレースだ! 長く待ってくれたファンのためにも走れてよかった」

 

 ウエットコンディションとなった2022年のF1日本GPで、メルセデスのルイス・ハミルトンはアルピーヌのエステバン・オコンを激しい4位争いを繰り広げた。最終的にハミルトンはオコンを攻略できなかったものの、このバトルは「非常に楽しかった」と語った。
 ハミルトンはF1日本GPを6番グリッドからスタート。レースの大半でオコンを追いかける展開となったが、最終的にはオコンから0.641秒遅れの5位でフィニッシュした。
 ハミルトンはレース前から、直線スピードが不足していることを理解しており、それがコース上のバトルで足を引っ張る可能性があると覚悟していた。そのため結果的に、オコンを攻略することができなかった。
 しかしハミルトンは、今回のバトルを大いに楽しんだようだ。
「とても楽しんだよ」
 ハミルトンはオコンとのバトルについてそう語った。
「彼はコース上に留まり、そして僕の前に居続けるという意味で素晴らしい仕事をした。彼は直線で、明らかにすごく、すごく速かったんだ」
「あらゆることを試した。でも、僕らが一番楽しめたと思う。他の人たちがどう捉えたか分からないけどね」
 ハミルトンは日本GPのレースに満足しており、ウエットコンディションについても問題はなかったと語った。
「短いレースだったから、フラストレーションを感じることはなかった。できる限りのことをしたし、今日は少なくともポイントを獲得できたことを嬉しく思う。僕らはストレートでとても遅かっただけだ。それでも、できる限り近付いた」
「テレビで観たと思うけど、僕が抜いたとしても彼らはすぐに引き離してしまう。もっと長いレースだったらよかったのにね」
「ファンのためにも、ここで何周か走ることができてよかった。すごく長いこと待ってくれたファンにとっては、本当にすごいレースだったというわけではなかったかもしれないけどね」
「でも最高のバトルだったと思う。これがレースだ。最高に楽しかった」
「再スタートを切ったタイミングは完璧だったと思う。暗くなっていたけど、もう少し走れればよかった。でも、最後は少し日が落ちていたんだ」
 なおハミルトンは、今季のマシンが以前よりも水しぶきを上げるようになっていると感じたようだ。
「今年のマシンは、より水しぶきが多く上がるようになったみたいだ。そしておそらく、僕らは全員、ウエットタイヤでスタートするべきだったと思う。でもグリッドまで走ったコンディションを考えれば、インターミディエイトだった」
「ちょうど最初のスタートの時に、雨脚が強くなったんだと思う。でも、僕ら全員がウエットタイヤを履いていれば、そのまま走り続けることができていたと思う。視界については確かに厳しかった。でも同時に素晴らしいレースでもあったよ」
 そしてハミルトンは、ニューマシンが投入される2023年に前進できることを期待していると語った。
「僕らとしては、このクルマの問題点は理解できていると思う。僕らはチームとして、昨年はワールドチャンピオンになったのに、今季良いクルマを作ることができなくなったわけじゃないと思う」
「来年はもっと良いクルマを作れるということに、疑いの余地はない。今年発生した全ての問題を修正できたかどうかに関わらずね。来年になったら分かるだろう」
 
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