ヨハン・ザルコが最速でスタート。ホンダはリヤウイング投入|MotoGPオーストラリアFP1
MotoGP第18戦オーストラリアGPのフリー走行1回目が行なわれた。このセッションで最速となったのは、プラマックのヨハン・ザルコだった。
3年ぶりの開催となるオーストラリアGP。前日には大雨でサーキットが冠水する状況となっていたが、天候の回復とサーキット側の努力で、グランプリ初日のセッション開始時にはほぼコンディションはドライとなった。
なお気温は15℃、路面温度も18℃とかなり涼しいコンディションのもと、走行が行なわれた。
野生のワラビーがコースに侵入し横切っていくなどフィリップアイランドらしい光景が見受けられる中、セッションは大きなトラブルもなく順調に進んでいった。
ザルコは終盤のアタックで1分30秒368をマークし、FP1最速に。前戦タイGPでは3位表彰台を争いつつも、タイトルを争うフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)に気を遣って4位に留まるなど我慢のレースとなっていた。
0.091秒差で2番手タイムを記録したミラーは、今回が3年ぶりの母国戦。地元らしく気合の乗った走りぶりだった。なお先週末にはパートナーと挙式したばかりの”新婚さん”でもある。
3番手に入ったのはLCRホンダのアレックス・マルケス。今シーズンは苦しいレースが続いており、来季はグレシーニへの移籍が決定済みだが、久しぶりにタイムシート上位に名を連ねてきた。
なお兄のマルク・マルケスは少しずつタイムを詰める走り方で、序盤こそ目立ったタイムは記録していなかったが、残り20分を切るとラップをまとめ上げて1分30秒897をマーク。一時はトップに躍り出るシーンもあり、最終的に7番手タイムとなった。
なおホンダは今回、ドゥカティやアプリリアなどが先行して投入していたリヤウイングを持ち込んだ。マルク・マルケスはこれをセッション終盤でテストしているが、ここでタイムを更新してくることはなかった。
ポイントリーダーのファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)は12番手タイムと中団に埋もれる展開。20ポイント差のランキング3番手アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)が5番手タイム、2ポイント差のランキング2番手であるバニャイヤは8番手タイムだ。
中上貴晶(LCRホンダ)の代役として参戦する長島哲太は、1分34秒437(+1.490)の24番手となった。
またオーストリアGPで負傷して以来欠場が続いていたジョアン・ミル(スズキ)が今回から復帰。FP1では15番手タイムを記録している。
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