レッドブルF1、2023年もRB18のデザインを継続へ「最も理解しているコンセプト。開発を続ける」とニューウェイ
レッドブルのチーフテクニカルオフィサーを務めるエイドリアン・ニューウェイは、彼のデザイン部門が2022年シーズンにチームに大きく貢献したコンセプトを2023年も継続していくと述べている。
2022年にドライバーズおよびコンストラクターズ選手権双方を制したレッドブルは、新世代マシン『RB18』の優れた技術によって17勝を挙げたが、そのうちの15勝はフェルスタッペンによるものだった。
新しいシーズンは必然的に新しいアイデアを生み出すものだ。レッドブルが来年新マシンを投入する際には、相応のイノベーションを展開することは間違いないが、マシンの基本デザインは今年のマシンから大きく変わることはないだろう。
「最もよく理解しているコンセプトなので、引き続き開発を行うだろう」とニューウェイは『Auto Motor und Sport』に語った。
「だが、我々の方法がベストかどうかは言わないでおく。誰かがより優れたアイデアを出して来る可能性は十分にある」
ニューウェイはF1の新レギュレーションが初めて発表された時はそれを気に入らなかった。新ルールはあまりに規範的だと考えたのだ。しかし昨年の冬に各チームがデザインを発表した時、そこで示されたアイデアは予想以上に多様だった。つまり、主流となるデザインアプローチはなく、画期的なコンセプトやブロウンディフューザーのようなものがどこかのチームのボディワークに隠されている可能性があった。そしてそれは2023年になっても変わらない。
「我々の誰かが完全に正しいということはなく、より優れた何かがあるはずだ。ウイングやサイドポットのようなものは決して切り離すことはできない。すべてはパッケージとしてのみ機能する」
「フェラーリのサイドボックスは我々のアンダーボディには合わないし、逆もまたしかりだ。これらの要素には常に相互作用がある」
「我々独自のコンセプトを開発するうえで、最終的にどこにぶつかることになるかはまだ分からない。はるかに素晴らしい開発ポテンシャルを秘めている他のものが、今も存在しているのかもしれない」
「ダブルディフューザーのことを考えてみよう。フロアからステップへの移行の抜け道はいつでもあったのだ。ただ、誰にも発見されなかっただけだ」
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