ザルコが初日完全制覇し総合トップタイム。弟エスパルガロが復調3番手に|MotoGPオーストラリアFP2

 

 フィリップアイランドでMotoGP第18戦オーストラリアGPのフリー走行2回目が行なわれた。FP2で最速タイムをマークしたのは、プラマックのヨハン・ザルコだった。
 3年ぶりの開催となったオーストラリアGPは、天候の変化の速いフィリップアイランドが舞台。前日にはサーキットが冠水する事態となっていたが、天候は回復し、コースもドライとなった。
 ただ、FP1終了後には小雨が降るなどやはりフィリップアイランドらしい天候は健在。今回は天候が大きく悪化することはなく、FP2はドライコンディションで行なうことができた。
 FP2序盤は各ライダーが積極的な走りを見せており、10分も経たないうちにFP1のトップタイムが上回れる展開だ。
 一通りのタイム計測が終わった15分経過時点での暫定トップは、1分30秒126をマークしたレプソル・ホンダのマルク・マルケス。ホンダはFP1でドゥカティと同スタイルのリヤウイングを投入していたが、今回はスタンダードな仕様でタイムを記録してきた。
 マーベリック・ビニャーレス(アプリリア)も前戦タイGPでの苦戦から一転し好調な様子で、マルケスに迫る2番手タイムをマークし、ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)も3番手に続いていた。
 その後中盤はしばらく、セッティングのための走行が続きタイムシート上の動きは無かった。
 残り時間も5分を切り、コース上ではFP2のまとめとなるタイムアタックが開始。まず切り込んでいったのはマルコ・ベッツェッキ(VR46)で、最初に1分29秒台へタイムを入れてきた。
 ただビニャーレスが直後に1分29秒745をマーク。ベッツェッキの暫定トップタイムは長く続かなかった。
 そこからはクアルタラロが1分29秒614でさらに暫定トップを更新。しかし他のライダーもセクタータイムで最速ペースを示しており、タイムシートの並びは次々と入れ替わっていくことになった。
 最終的に熾烈なタイムアタックを制したのは、FP1でも最速だったザルコ。初日を総合トップタイムの1分29秒475で終えた。
 2番手(+0.038秒)にはベッツェッキ。後半戦に入り好調が続いており、MotoGPクラスで初のフィリップアイランドながらも好タイムを出してきた。そして3番手(+0.052)にはポル・エスパルガロ(レプソル・ホンダ)が続いた。苦しいレースが続いてきたが、オーストラリアでは好調な様子だ。
 ポイントリーダーのクアルタラロは最終的に4番手タイム。ランキング3番手のアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)が7番手、ランキング2番手のフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)が8番手となった。
 中上貴晶(LCRホンダ)の代役として出場している長島哲太は、2.1秒差の24番手だ。
 なおFP1とFP2の初日総合タイム順はFP2のタイム順と同じだ。2日目のFP3が雨となった場合タイム更新は難しいため、FP2上位10名が予選Q2へ直接進むことになる。
 
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