アレックス・マルケス、ミラーとの接触で次戦ロングラップペナルティが決定。「母国戦なのに申し訳ない」

 

 MotoGP第18戦オーストラリアGPの決勝レースで、アレックス・マルケス(LCRホンダ)はジャック・ミラー(ドゥカティ)に接触し転倒。その結果、次戦マレーシアGPでロングラップペナルティが科されることになった。
 マルケスは予選11番手からスタートするなど、苦戦してきた今シーズンの中では、好調と言ってもいい走りを披露した。そして決勝でも、トップ10圏内でのフィニッシュを狙える位置を走った。
 しかしレース序盤の9周目に、ターン4でルカ・マリーニ(VR46)をオーバーテイクしようとした際、前方を走っていたミラーに接触してしまった。これでマルケスとミラーは転倒してしまい、揃ってレースはリタイアとなった。
 レース後、FIMスチュワードパネルはこの転倒に関してマルケスが無責任なライディングをしたと認定し、次戦マレーシアGPでロングラップペナルティを科すと決定した。
 なおマルケスもこの件について非を認めており、転倒後はミラーのピットへ出向いて謝罪している。彼はその後、次のようにコメントした。
「まず最初に、母国戦だったにもかかわらずジャックを転倒させてしまったことを謝りたい」
「ブレーキが少し浅く、速度が出すぎていた。誰にでもミスはあるけれど、今回はちょっとまずかった」
「誰にでもミスはあるけど、今日のはかなり痛いミスだった。フィーリングはいい感じで、だからこそ攻めていたんだ」
「ジャックが怒っていたのも当然だし、それは普通の反応だ。だから彼のところへ行って謝ってきたんだ。ダビデ(タルドッツィ/ドゥカティスポーティングディレクター)は『こういうこともあるし、ジャックもミスを犯すことはある』と話してくれた」
 ドゥカティはミラーがリタイアに終わったものの、チームメイトのフランチェスコ・バニャイヤが3位表彰台を獲得。ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)が転倒ノーポイントに終わったことで、バニャイヤがランキング首位に浮上している。
 
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