マルケス「ヤマハのマシンはフリー走行向けだから……」苦境クアルタラロには”リスク冒せ”と提言

 

 今週末行なわれるMotoGP第19戦マレーシアGPでは、2022年のチャンピオンが決定する可能性がある。マルク・マルケス(レプソル・ホンダ)は現在ランキング2番手のファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)に対し、チャンスをつなぐためには今回「本当にリスクを冒す必要がある」と考えているようだ。
 クアルタラロは第18戦オーストラリアGPまでチャンピオンシップをリードしてきたが、転倒ノーポイントに終わったことでフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)に逆転を許してしまった。
 過去4レースでクアルタラロは3回ノーポイントに終わるなど、後半戦では大苦戦してしまい、連覇は厳しい状況に追い込まれつつある。
 ただ6度のMotoGP王者であるマルク・マルケスはクアルタラロの今シーズンの仕事ぶりを称賛しており、セパンでの復活にも期待を示した。
 しかしその一方で、ヤマハのマシンの限界が、ドゥカティに対抗することを困難にしてしまっているとも指摘した。
「バニャイヤはセパンでタイトルを獲得する大きなチャンスを備えていると思う。でも、ファビオにとっても最後のチャンスがある」
「だから彼もここで頑張る必要があるし、僕もチャンピオンとしての反応を期待している」
「週末を通じて彼らがどうプッシュするのかは一見に値するだろう。特にファビオだ。彼はオーストラリアではリスクを冒していただろう」
「そして今回、彼はバレンシアにチャンスを残したいなら、ここでも本当にリスクを冒していくことが必要だ」
「ファビオのやっていることは素晴らしいし、競争力のあるバイクを手にしている。ただフリー走行向けだけどね。レースでのバトルでは十分なエンジンがなければ、より難しくなってしまう」
「シーズン前半のように、彼がレースをリードすれば逃げていけるだろうけれどね」
「でもレースを主導できなければ、グループの中で、特にドゥカティ勢に囲まれれば、そこで立ち往生してしまう。彼らは良いライダーを揃えているし、ブレーキングと加速でも優れていてそれ以上何もできなくなってしまうんだ」
「だから厳しい状態になるだろう。でも前半戦のように走れれば、ラスト2戦でチャンスをつかめる可能性もある」
「どうなるか様子を見てみよう。もちろんペッコ(バニャイヤの愛称)は後半戦で素晴らしく調子がいいし、彼らふたりはタイトルにふさわしいと思うよ」
 
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