アロンソ、手負いマシンでの走行によりペナルティ。F1アメリカGPでの7位入賞失う……ハースF1の抗議成功

 

 サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で行なわれたF1第19戦アメリカGP。アルピーヌのフェルナンド・アロンソは決勝レースで7番手でチェッカーを受けたものの、ダメージを負ったマシンを修復せずに走行を続けたとハースF1から抗議が入ったことで、タイムペナルティが科されることとなった。
 決勝レース中、アロンソはアストンマーチンのランス・ストロールの後輪に乗り上げる形で大きなクラッシュを喫したものの、自力でピットまで戻ることに成功。フロントウイングとフロントノーズをタイヤと共に交換し、レースに復帰することができた。
 ただアロンソのマシンの右手バックミラーはクラッシュの衝撃により脱落しかかっており、レース終盤にアロンソが他車を追い抜く際にはそのミラーが千切れ飛んだ。
 今季3回に渡りピットでの修理を強制するブラック&オレンジフラッグを提示されているハースはこれに反応し、ミラー脱落はレースの安全を脅かすと抗議を申し入れた。
 そしてチーム関係者の聞き取り調査の後、スチュワードとFIAのテクニカルスタッフが抗議を受け入れることを決めた。
 FIAのテクニカルデリゲートであるジョー・バウアーはこの件について「バタバタとはためくミラーは危険で、外れた際に他のドライバーにあたって怪我をさせる可能性がある」と語り、安全ではなかったと指摘。FIAのシングルシーター技術部門責任者のニコラス・トンバジスもバウアーの意見に賛同している。
 これによりアロンソにはレース後、10秒のストップ&ゴーペナルティが科されることに。これが30秒のタイム加算ペナルティに置き換えられ、結果アロンソは15位に後退。入賞を逃すこととなった。
 アロンソのペナルティにより、セバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)が7位、ケビン・マグヌッセン(ハース)が8位、角田裕毅(アルファタウリ)が9位、アロンソのチームメイトであるエステバン・オコンが10位入賞となった。

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