タイヤウォーマー禁止でクラッシュ多発へ? フェルスタッペン、メキシコテストで”ドリフトショー”を予測
レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、アメリカGPでのタイヤテストを経て、2024年以降はクラッシュが多発するだろうという認識に至ったようだ。
F1は18インチ化へ舵を切って以来、タイヤウォーマーの使用を禁止する考えを持っており、そのために段階的な規制が進められている。
昨年まではタイヤウォーマーの温度が最大100度だったが、今シーズンからは70度に引き下げられた。2023年シーズンには50度にまで制限される予定だ。そして、2024年にはタイヤウォーマーを廃止するという予定が組み立てられているのだ。
先日行なわれたF1アメリカGPのFP2では2023年シーズン向けのタイヤテストが行なわれ、そこでもウォーマーの温度が最大50度に制限されていた。フェルスタッペンからは「楽しめなかった」というコメントが漏れ出しており、さらに今後は混乱が引き起こされるだろうと語った。
「ああ、楽しめなかったね」と、フェルスタッペンはアメリカGPのタイヤテストについて語った。
「50度(までのウォーマー)でドライブしたけど、もうピットレーンからスピンしそうだった」
「たしかに僕は一番硬いコンパウンドだったけど、それ以上なところがあった。タイヤウォーマーがあるのに、なぜその力を使わないんだろうね」
「別に新しいのを買う必要はないんだ。今もウォーマーは持っているわけで、フルに使うか、ゼロにするかだ」
「クラッシュが多発することになるだろう。今の状況と比べても、それは分かっている。タフなことになるよ」
「タイヤは凄く冷えているし、デグラデーションも全く違ったものになるだろう。序盤数周は、凄く滑ってしまう」
「タイヤの圧力が一気に上がって、それでデグラデーションも激しくなっていくだろう。今のところは楽しめていないし、多くのドライバーも同じような事を言っているから、解決策を見つけないといけない」
「オースティンは高速コーナーもあって、比較的楽にタイヤのスイッチを入れられる(温度を上げられる)サーキットだ。でもモナコのようなストリートコースでは、難しいかもしれない」
「タイヤ温度が好ましいものになるまえに、レース半分はかかると思う」
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