シルバーストンを楽しみつつも、角田裕毅初日の厳しい状況を認める「でも同じような所から入賞できたこともある! 諦めない」

 

 アルファタウリの角田裕毅は、F1イギリスGPのフリー走行2回目を16番手で終えた。チームメイトのピエール・ガスリーも18番手となっており、チーム全体として苦しんでいるように見える。
 これについて角田は、確かに初日は苦しんだことを認めつつも、2日目以降改善の改善を目指し、諦めることは決してないと語った、
 イギリスGPの初日は不安定な天候に見舞われ、FP1はウエットコンディション。そのため、ほとんど周回を重ねることができなかった。ドライとなったFP2では、各チームともやるべきことが山積。忙しいセッションとなった。
「もちろん、もっとセッションを走ることができれば、チームにとっては良いことだったと思います。でも、問題ないです。FP1も走りましたし、こういうことが起きることもあります。明日もっと走れるといいですけどね」
 初日のセッションを終えそう語った角田は、初日のペースが優れなかったことについては、特に驚かないと語る。
「現時点では、他のレースと比べて確かに苦労しています。正直言って、僕は驚いてはいません。でも他のチームからはかなり遅れてしまっているので、改善できることを願っています。今晩より良い仕事をすることができ、それによって明日もっとうまくいくといいなと思います」
「明日どうなるかは予測できません。でも、とにかく明日になれば分かると思います」
 ただ角田は、シルバーストン・サーキットを走ることについては楽しんでいるようだ。
「ここは高速コーナーが複数あるので、本当にチャレンジングです。楽しんでいますよ。どのポジションにいるのかはまだ正確にはわかりませんが、ドライブするのはとてもエキサイティングです。特にマゴッツ〜べケッツ(複合コーナー)は、去年よりも滑らせることができるように感じます。つまりもっとプッシュできるようになったのですが、スライドする量が増えている……だから色々試すことができるので、楽しめています」
 ただ角田が楽しんでいるという高速コーナーは、今年のアルファタウリのマシンAT03が苦手としているコーナーとも言われている。そのため前評判でも、今回のグランプリは苦戦するのではないかと言われていた。
 角田も初日の時点では、かなり厳しいポジションにいると認めつつも、2日目以降改善できることを期待している。
「確かに僕は、データと今テストしているモノなどを見る必要があります。順位でも分かるように、僕らは良いポジションにはいないようです。でも、マシンをより良くし、明日に向けて良いマシンを作り上げることができるのを願っています。ただ、そこからはかなり遠いようです。小さな一歩を踏み出せば良いというようなモノではありません。何か大きな一歩が必要です」
「これまでで最も厳しい週末かもしれません。現時点では、Q2に進むのにも苦労しているように見えます」
「でもいくつかの週末では、同じような状況にありながら、それでもポイントを獲得することができました。だから今回もそうなることを目指しています。諦めちゃいけないです。予選とレースがどうなるのかを、見ていきたいと思います」
 
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