角田裕毅、F1メキシコシティGPでの接触リタイアでリカルドに怒り「貴重な入賞の機会だったのに……」

 

 エルマノス・ロドリゲス・サーキットで行なわれたF1第20戦メキシコシティGPの決勝レース。アルファタウリの角田裕毅は、レース後半にマクラーレンのダニエル・リカルドに当てられたダメージによってリタイアを強いられ、入賞の機会を失ったことに動揺を隠せないでいた。
 角田は13番グリッドからスタート。新品ソフトタイヤを履いたこともあり、オープニングラップでは2ポジションを上げ、その後はマクラーレン勢と入賞争いを展開。中団グループ上位集団の中でランド・ノリス(マクラーレン)の前を伺った。
 ただストレートまでに十分に接近することができず、オーバーテイクには至らず。結局角田は29周目にピットインし、ミディアムタイヤに交換した。第2スティントでも10番手ノリスの背中を追うレースとなったが、後方からは第1スティントを引っ張ったことで第2スティントをソフトタイヤで走ったダニエル・リカルド(マクラーレン)が迫った。
 50周目、長い直線が続くセクター1で角田はリカルドの攻撃を凌ぎきったものの、ターン6でイン側を走ったリカルドとエイペックスを被せに行った角田は交錯……リカルドの左フロントタイヤが角田の右ボディカウルに当たり、その後タイヤ同士が触れたことで角田のマシンは大きく跳ねた。
 その後角田はピットまでマシンを運ぶことはできたものの、チームは走行継続は不可と判断し、リタイアを選択した。
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「今日の結果にはとても残念です」
 角田はチームを通してそうコメントした。
「それまではタイヤマネジメントが上手くいっていて、最後のスティントにも自信があったのに、あんなバカみたいなミスで終わらせられるなんて、本当に残念です」
「ダニエルは異なる戦略を採っていて、その後でも簡単に抜けたはずです。経験豊富なドライバーが、ありえないエリアでオーバーテイクを試みるのは、本当に腹立たしいです。あと少しで入賞圏内に入ることができましたし、今の僕らにとってはとっても貴重なモノなんです……」
「この週末での収穫はいくつかありますが、今は一端リセットして、ブラジルに強くなって戻ってくる必要があります」

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