ドゥカティ勢強しトップ3独占。クアルタラロ8番手&バニャイヤ9番手の僅差|MotoGPバレンシアFP2

 

 2022年のMotoGP最終戦バレンシアGPがリカルド・トルモ・サーキットで開幕。初日のフリー走行2回目で最速となったのは、VR46のルカ・マリーニだった。
 バレンシアGPの注目はフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)とファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)のタイトル争いの行方となっているが、FP1はクアルタラロが首位発進。逆転タイトル獲得に向けて一縷の望みをかけていいスタートを切った。
 FP2になり気温は上昇し24℃、路面温度が36℃というコンディションでセッションが開始された。
 各ライダーが走行を開始させていくが、序盤5分でヤマハのフランコ・モルビデリが転倒。ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(グレシーニ)も転倒し、さらにマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)も転倒とFP2は落ち着きのない序盤となった。
 なおマルケスはFP1でも転倒。FP2でも引き続き”恐竜”スタイルのリヤウイングを装備して走っていたが、またしても転倒してしまった。
 10分が経過する頃、アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)もターン5で転倒。エスパルガロはエネア・バスティアニーニ(グレシーニ)とランキング3位を僅差で競っているため、こうした転倒で走行時間を減らしてしまうのは避けたいところだろう。
 転倒が頻発する中、クアルタラロはFP1の自己ベストを早くも更新。1分31秒149をマークし、FP2暫定トップとしていた。
 一方でバニャイヤは自己ベストを更新してはいるものの、トップ10に入れない位置となっており、後半にかけて改善が求められるポジションにとどまっていた。
 FP2が後半に入った頃、ルカ・マリーニ(VR46)が1分31秒110をマークし暫定トップタイムを更新。その後バニャイヤもトップ10以内に入るタイムを記録するなど、徐々にペースをあげ始めた。
 終盤のタイムアタックが始まると、ジャック・ミラー(ドゥカティ)が最初に1分30秒608でこの日最初の1分30秒台をマーク。暫定トップタイムを更新した。
 ただアタック合戦がFP2終了まで続いた結果、このミラーのタイムも次々と塗り替えられていった。
 最終的にFP2トップタイムとなったのは、1分30秒217を記録したマリーニだ。2番手にはホルヘ・マルティン(プラマック)、そして3番手にはミラーが入った。なお初日の総合トップ10はFP2の上位10台と同じオーダーとなっている。
 注目のタイトル争いのふたりだが、クアルタラロは8番手タイム。バニャイヤは出だしこそ悪かったがしっかりと改善し、わずか0.005秒差の9番手に続いた。
 またMotoGPから撤退するため今回が最後のレースとなっているスズキは、アレックス・リンスが11番手、ジョアン・ミルが14番手タイムとなった。
 怪我で欠場が続き、今回3戦ぶりのレースとなっている中上貴晶(LCRホンダ)は、23番手タイムだ。
 
関連ニュース:

バスティアニーニ、タイトル争いで”万が一”無いよう注意「良い形でドゥカティに昇格するためにもね」
タイトル争い超不利もクアルタラロ気にせず「やることは明確だし、気にしてもしょうがないから」
スズキ王者ジョアン・ミル「最後のレースは特別……でもちょっと気が滅入る」リンスも全力誓う
「今のMotoGPには個性が無い」3度王者ホルヘ・ロレンソ、世代交代後のライダーを憂う
MotoGPコラム|勝利の女神が微笑むのは……もつれ込んだチャンピオン争い、大逆転勝利の可能性は十分ある!?

順位
ライダー
周回数
タイム

前車との差
平均速度

1
読み続ける

F1&雑談
小説
開発
静岡

小説やプログラムの宣伝
積読本や購入予定の書籍の情報を投稿しています
小説/開発/F1&雑談アカウントは、フォロバを返す可能性が高いアカウントです