マルケス、バレンシア初日の2度転倒は「リスクを冒すことに決めた。最終戦でスペインだから」

 

 MotoGP最終戦バレンシアGPの初日、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ)は2回の転倒を喫した。彼いわく、この転倒はリスクを冒すと決めたためだという。
 マルケスはバレンシアGP初日を4番手タイムと上位で終了。ただFP1ではターン1で、FP2ではターン2で転倒を喫してしまうシーンもあった。
 右腕骨折の治療を終えて今季第15戦アラゴンGPで初夏以来の復帰を果たしたマルケス。転倒が続いた原因が気になるところだが、彼いわくバレンシアGPでリスクを冒すと決めたことが背景にあるようだ。
 マルケスは「自分の中に”火”があるか毎レース確認したいと思っていて、そしてその”火”があったんだ」と語る。そして術後の回復途上にある中だが、バレンシアGP初日は初めて完璧に通常のライディングができたとも語っている。
「グリップレベルも良かった。特にマレーシアは僕らとしてはかなり(グリップに)乏しいところがあったからなおさらだ」
「グリップが良いと、僕らのバイクが上手く機能してくれるんだ」
「ただ今日もそうだったけどいくつか問題があって、プッシュできる感覚が無かった。でも、最終戦でスペインでのレースだからリスクを冒すことに決めたんだ」
「今日は2回クラッシュした。明日もリスクを冒していくつもりだから、またクラッシュするかもしれない。でも日曜日も同じ様にリスクを冒していくよ。良い形でシーズンを終えたいからね」
「でも結局のところ、今あるものでのトライになる。さらなる前進のためには火曜日(最終戦後のテスト)を待たないといけない」

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