アルファタウリF1は“まるで家族のよう”とガスリー。将来への興奮を認めるも、チームを離れる際は「感極まるだろう」
ピエール・ガスリーは、アルピーヌでの自身のF1の将来に大きな期待を抱いているが、来週のアブダビでアルファタウリとの時間が終わることは「感慨深い」だろうとも予想している。
2017年シーズン後半にF1にデビューしたガスリーは、これまでのすべての年月においてレッドブルファミリーの傘下にあり、ほとんどをトロロッソ/アルファタウリで過ごしてきた。レッドブルの姉妹チームから出走した59レースのうち、彼の一番の見せ場は、間違いなく2020年のイタリアGPで優勝した時だろう。
しかし長年にわたりファエンツァの同僚たちといわば代理の家族のような親密な関係を築いてきたガスリーにとって、今は過去と将来に向けた感情が入り混じっている状態だ。
「正直言って、ふたつの気持ちと感情がある」とガスリーは『RACER』に語った。
「将来に向けてとても興奮している。アルピーヌというマニュファクチャラーと仕事をすることは大きなチャンスだと考えているし、この数年における彼らの進歩を見れば、このチームと大きなことを達成できるという確信が間違いなくあるから、本当に楽しみだ」
「一方で、この場所は家族のようだ。アルファタウリではいつもくつろいだ気分になる。ファエンツァのチームとはとても親密だ。より小さいチームだから、メカニックやエンジニアのひとりひとりと友だちになる。これまでのF1キャリアのなかで、彼らと一緒に成長したようなものだ」
「もちろんここを去る時は感極まるだろう。でもこれもキャリアの進め方だし、F1での野望や達成したいことを考えたら、移籍して別の方向に進むのに適切なタイミングだとも思う」
「最近の数レースではまだ実感が湧いていないが、アブダビは気持ちの上でとても特別なものになるだろうね」
ガスリーはアルファタウリでの最終レースが終われば、多くの友人たちを残して去ることになるが、2023年はアルピーヌでフェルナンド・アロンソの後任として、一歩前進することになると確信している。26歳のガスリーにとって、アルピーヌへの移籍は「先頭集団で戦う」ことに他ならない。
「必要なことだった。なぜならアルファタウリのチームとはかなり長く一緒にいて、この数年はこのチームの成功にできる限りの貢献をしてきた。本当に全力を尽くした」
「でも最終的に僕は先頭集団で戦いたいとも思っている」
「僕がキャリアの中で一緒に戦ってきたドライバーたちがグリッドの前方にいる。マックス(・フェルスタッペン)はチャンピオンになったし、シャルル(・ルクレール)はタイトル争いをしている。ジョージ(・ラッセル)は先頭集団にいるし、ランド(・ノリス)もチャンスを掴んでいる。そして僕自身がそこにいるのが見える」
「僕が戦いたい場所はそこだ。週末ごとにそこで戦いたい」
「アルピーヌは最高の一歩だと思う。彼らの開発状況から、僕の期待と野望に匹敵するものを彼らが持っているのが分かる」
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