リタイアである意味”ラッキー”だった……ノリス、体調不良で苦しんだ週末「最後の1日は大きなダメージを受けた」
マクラーレンのランド・ノリスは、F1サンパウロGPの週末に食中毒に見舞われ、苦しい週末を過ごした。彼はレースをリタイアしたことはある意味でラッキーだったと語った。
ノリスは木曜日のメディア対応をキャンセルし、ホテルで療養。走行セッションには休まず参加したものの、土曜日のスプリント後に体調を再び崩してしまった。
それでも決勝レースには参加したノリス。71周のレース51周目に電気系統の問題でリタイアしたことはある意味ラッキーだったと認めている。
Motorsport.comの取材に対し、彼は「肉体的に少し苦しくなった時点で、僕のレースは終わっていたんだ」と語った。
「僕はOKだったし、日に日に良くなっていた。ただ、最後の1日は大きなダメージを受けた」
「特に木曜日から、2日間飲まず食わずで体重は3.5~4kg近く減った。本当に大変だったんだ」
「金曜日の時点では、みんな僕のことを大丈夫だと思っていた。というのも、僕はいい仕事をしていたし、速かったからだ。だから来週末に向けては、回復していくしかない」
レースでのアドレナリンは助けになったかと訊かれ「すでに、少し良くなっていたんだ。レース前に少し食事ができたし、水分も摂ることができた。このような暑い日には、おそらくこれが一番重要なことだ」と彼は話した。
「もし故障していなかったら、そして最後まで走れていたら、きっとかなりひどい状態になっていただろう。だからある意味、そうならなかったことはラッキーだった。でも残念なことでもあるんだ」
ノリスは、そうした状況ではパフォーマンスを発揮することが難しいことを認めながらも、最終的にはセッション中に必要なことを実行できたと感じていたという。
「タフだったよ。最初のセッションは金曜日のFP1だったんだけど、僕の頭の中ではたくさんのことが起こっていた。小さなことだけどね。今日(決勝)は何も犠牲にすることはなかったと思う。ただ、とてもとても遅かったんだ」
「昨日(スプリント)だって、何も得られなかったし、何も失わなかった。金曜日の予選では、ちょっとしたミスや判断ミスがあったかもしれない」
「マシンに乗り、特に予選ラップでは、やるべきことはやれるといつも感じていた。でも長丁場のスプリントレースで、最後のほうはかなり悪い状態になってしまった」
レースに参加できないのではないかと懸念したこともあったというノリス。医療スタッフの多大なサポートに感謝の意を示した。
「木曜日と同じような状態だったら、間違いなくレースには出られなかっただろう。 …読み続ける
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