メルセデス、好調をキープもレッドブル優位と予想。ラッセル「フェラーリに比べれば悪くないけど……」

 

 メルセデスのジョージ・ラッセルは、F1アブダビGPの初日はメルセデスにとってかなり良い一日だったものの、レッドブルと比べると劣勢だと考えているようだ。
 前戦サンパウロGPでワンツーフィニッシュを飾ったメルセデス。最高の形でシーズンを締めくくるべく、最終戦の舞台であるアブダビに乗り込んだ。
 FP1ではルイス・ハミルトンがトップとなり、ラッセルが2番手に続いたが、FP2ではマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がトップタイムとなった。フェルスタッペンはFP2で2番手だったラッセルに0.3秒差をつけている。
 FP1では来季に向けた開発のため、数多くのテストをこなしたというラッセルは、メルセデスにとって”とても強力な1日”だったと振り返ったものの、ペース面ではレッドブルが優位に立っていると考えているようだ。
「僕たちは速いと思うけど、レッドブルはそれ以上だと思う」と、ラッセルは語った。
「シングルラップではコンマ2秒、ロングランではそれ以上かもしれない。今晩やるべきことは少し残っているけど、フェラーリに比べれば悪くないと思う」
 ラッセルは、メルセデスと比べて直線スピードと低速コーナーで勝っているレッドブルのマシンが、アブダビのコース特性とマッチしていると指摘した。
「レースランではさっきも言ったように、レッドブルから少し遅れている」
「彼らはストレートでとても速く、効率的なんだ。2本の長いストレートと低速コーナーがたくさんあるここみたいなサーキットは、彼らにまさにぴったりなんだ」
「ここと特性が似ているスパの時よりも、ずっと彼らに近づいていることが嬉しい」
 ハミルトンもラッセルと同様に、メルセデスは速いもののレッドブルのパッケージにはわずかに及ばないと考えている。
 自分のロングランは「あまり良くなかったけど、他と比べてどの立ち位置なのかは分からない」と語ったハミルトンは、「レッドブルがここで速そうなのは予想通りだ」と認めた。
「今回、自分たちが最も強力だとは思っていなかった。でも今晩は一生懸命頑張るよ。僕たちは全体的にはそのくらい(上位)にいる、だから、良い戦いができることを願っている」
 
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