フェルスタッペン“混乱”を乗り越えてポール、ペレスにトウを与えてアシストも「チームとして完璧な結果に」/F1第22戦
2022年F1アブダビGPの土曜予選で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンはシーズン7回目のポールポジションを獲得した。
Q3最初のアタックラップを各車が終えた段階で、フェルスタッペン1番手、カルロス・サインツ(フェラーリ)2番手、セルジオ・ペレス(レッドブル)3番手、シャルル・ルクレール(フェラーリ)4番手という順位だった。最後のランで、フェルスタッペンはトウを与えるためにペレスの前を走行。フェルスタッペンは自分がタイムを更新するとともに、ペレスもタイムを削って2番手に浮上、レッドブルがフロントロウを独占する結果となった。Q3最初のランでもフェルスタッペンはチームメイトにトウを与える予定だったが、マシンがシャットダウンしてしまい、ガレージを出るのが遅れて実現できなかった。
ペレスはドライバーズランキング2位をルクレールと争っており、そのルクレールは予選3番手だった。
■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
FP3 2番手(1分25秒134:ソフトタイヤ/15周)
予選 1番手(Q1=1番手1分24秒754:ソフトタイヤ/Q2=4番手1分24秒622:ソフトタイヤ/Q3=1番手1分23秒824:ソフトタイヤ)
今日はこれ以上ないほどうまくいった。トウがうまく機能して、フロントロウを独占することができたんだ。コース上で自分たちがやるべきことをした。チームとしてほぼ完璧な予選であり、明日がとても楽しみだ。
何より重要なのはチェコがシャルルより前にいることなので、それを実現するために僕たちはやれることをやるつもりだ。
僕たちのマシンは速いと思うが、他のチームについては分からない。今夜のうちに彼らがどれぐらいロングランパフォーマンスを向上させてくるかは予想できないからね。ブラジルで僕たちはミスをしたと思う。でもそこから学習し、本来のポジションに戻ってきた。
(予選後の会見で語り)Q3最初のランの前に混乱が生じた。チェコの前で出て行こうとしたのだが、エンジンを始動しようとした途端に、すべてがシャットダウンしてしまったんだ。それでマシンをリブートしなければならなかった。幸いコースに出て行くことができたが、少し遅れたのはタイヤにとって良くなかった。でもなんとかすべてをコントロールして、いいラップを走ることができた。
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