レッドブル、ダニエル・リカルドのサードドライバー起用を正式発表。5年ぶりに古巣に復帰
オラクル・レッドブル・レーシングは11月23日、ダニエル・リカルドが2023年シーズンのサードドライバー起用を発表。F1では通算8勝を誇るリカルドは、2023年、レッドブルの一員として、テスト、シミュレーター、そして商業活動などでチームをサポートすることが明らかとなった。
リカルドはレッドブルのサポートのもと、2011年にHRTからF1デビュー。翌2012年から2年間トロロッソ(現在のアルファタウリ)で走った後、2014年にレッドブルに昇格。2014年と2016年にはランキング3位を獲得し、2019年にルノーに移籍。2021年にはマクラーレンと2023年末までの契約を結んだが、発揮することができないまま、2022年末で契約が打ち切られチームを離れた。
リカルドについては、2022年F1最終戦アブダビGPの週末、レッドブルのモータースポーツコンサルタントのヘルムート・マルコが「リカルドは来年、レッドブルのサードドライバーを務める」と発言したが、23日にチームがリカルドの起用を正式に発表。レギュラードライバーではないが、5年ぶりに古巣へ復帰が実現することとなった。
リカルドは「2023年にオラクル・レッドブル・レーシングのサードドライバーとして帰ってくることになり、本当に興奮している」とコメント。
「ここで過ごした時間には、すでにたくさんの思い出があるんだ。クリスチャン(ホーナー)、(ヘルムート)マルコ博士、そしてチームみんなが歓迎してくれたことに、心から感謝している」
「僕個人としては、F1で最高のチームに貢献し、最高のメンバーに囲まれることができるというのは非常に魅力的であり、同時に今後に向けた充電と再集中のための時間を与えてくれるものだと感じている」
「チームと一緒にシミュレーターワークやテストセッション、そして商業活動をサポートするのが待ちきれないよ。さあ、行こう!」
また、オラクル・レッドブル・レーシングのチーム代表兼CEOのクリスチャン・ホーナーは、「ダニエルをレッドブル・ファミリーの一員として迎え入れることができのは素晴らしい。彼は素晴らしい才能を持ち、素晴らしい性格の持ち主だ。彼をホームに迎えることができ、ファクトリー全体が興奮していると思う」とコメント。
「テストドライバー兼サードドライバーとして、ダニエルはマシンの開発をサポートし、F1で成功するために必要な経験と知識でチームを助け、多様化する機会を与えてくれるだろう。またダニエルと一緒に仕事ができることをとてもうれしく思っている。そして、彼が2023年にチームにもたらすものすべてを楽しみにしている」
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